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クリスタルの記憶  作者: 遊人
第4章 クリスタニア学園-魔人ガルト激闘編―
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第040話 魔人きたりて…

■クリスタニア大陸 クリスタニア近郊 魔人 ガルト(狂える鳥獣王:◆◆)


 ククク…小癪なる人間ども…ついに見つけたぞ。なかなか、尻尾を出さない…手こずったぞ。あの平原に騎士団が出ているな…知らないふりをして魔物を向かわせた。後は、ここの戦力が問題だ…所詮は人間…お前たちの弱点は分かるのだ…魔人の恐ろしさを思い知らしてやる。


■クリスタニア大陸 クリスタニア クリスタニア学園 学園寮 アルフォード・ウィンザー


ズドーンという音が聞こえる。何が行ったのか…僕は手に2つのカウンターを装着した。更に黒い魔法で編んだジャケットを着た。戦力が分からない以上は最大の戦力で行く。腰に小刀とマジカル・ガンナーを装備した。そして、魔法属性剣を手に持った。今の僕にはこの剣が頼りだ。更に大きい破壊音が聞こえる。ついに始まったか…しかし、なぜ、この町が分かったのか…


■クリスタニア大陸 クリスタニア 市街地 アルフォード・ウィンザー


外では、町が破壊されている。そして、白狼ホワイトウルフ戦士団が迎撃をしつつ、魔人を学園の闘技場に誘導している。ここで戦うのか…生徒は市街地の町民を避難させた。夜襲による混乱もある。そして、無残な姿になった人もいた。学園の制服を着ているものは見当たらない。しかし、女、子供にも容赦のない攻撃に腸が煮えくり返った。その時に不思議な声が聞こえた…この声はラーニングと同じ声だ…つまりはクリスタルの声…


「あなたは何をするのです。」


『僕は戦います。』


「何のために…」


『敵を倒すために…』


そうすると、クリスタルの声が聞こえなくなった。そして、胸が熱くなった…これが試練?もしかして、僕は超越者になれたのか。ここで拳を天に掲げた…変化がない…僕は試練に失敗したのか?ここで、考えても仕方がない。町民の避難を誘導し終えたのは、それから3時間位の事だ…僕も避難しなければと思い学園の体育館に向かった。


■クリスタニア大陸 クリスタニア クリスタニア学園 体育館 アルフォード・ウィンザー


 この体育館に、1,000人の生徒がいる。更に教官が30人前後だ…僕はフレイヤ理事長に状況の確認をした。どうやら何者かが痕跡を残した可能性があるとの事だ…フレイヤ理事長はこうなってしまった事は仕方がない。我々も戦うしかないと言った。それに僕は、白狼ホワイトウルフ戦士団と魔人の戦いを見たいと言った。それには、理事長も、主任教官も頷いた。そして、僕は体育館から出て、校舎屋上で戦いを見守った。


■クリスタニア大陸 クリスタニア クリスタニア学園 屋上 アルフォード・ウィンザー


 単独行動になった事で、僕は手のカウンターを外して、相手の能力を検索したいと念じた。そうするとカウンターがメガネタイプに変形した。それを顔に装着する。魔人からはかなりの威圧を感じる。あの戦闘能力は3万から4万の間か…僕はそれを察知して、カウンターで敵の検索を行った。戦闘能力は37,500…聖母竜マザードラゴンより弱い?違うな…あの魔人はまだ本気ではない。変型するのだから…今は様子見だ。それにしてもあの戦士団には余裕がないように見える…冷静さを欠いているのか…一体全体どうなっているのか?今度は、戦士団の戦闘能力を見た。メインアタッカーのウィリアムさんの戦闘能力は40,200、作戦参謀アイゼルさんは27,000、サブアタッカーのセレンさんは22,000、予備役のスリングさんは20,500だ…これなら楽勝ではないのか…そのほかに何か問題でもあるのだろうか?


■クリスタニア大陸 クリスタニア クリスタニア学園 闘技場 白狼ホワイトウルフ戦士団 ウィリアム・バーゼル戦士団長


 魔人を見た。炎のような色の髪に、鳥の頭がある。そして、人間の体…そして、大きい翼があって素早く移動している。魔人は低位種だ…それは分かる。しかし、情報が無い。唯闇雲に戦っても仕方がない。相手の腕を見た。2つ持ちか…腕にクリスタルが二つある。魔人のランクはあのクリスタルに表れている。2つだから低位種になる。あのクリスタルは…普通は体の中に入れており、判別する事が難しいのだが…逆に腕に出しているという事は、あのクリスタルで攻撃をしてくるのか…それとも…力を溜めるための物かどちらかだ…どうしたものか…ウィリアムは予備役とサブアタッカーを見た。そして、念波で魔法を指示した。


 火属性と雷属性を指示した。それを受けて、セレンは雷属性の技を発動した。短剣型の魔法だ…それが直撃するとその部分が焦げた…雷属性のサンダーはダメージありと…そして、スリングが攻撃した…火属性のファイアボールで攻撃した。魔人は目を見開いて受け入れるように攻撃を受けた。先程の攻撃を受けた場所が回復した。火属性に耐性ありか…そして、戦士団長自らが、風属性のウィンドを発動すると相手の魔人は翼を広げて動かして、風魔法は無効かした。風魔法は相手の得意な魔法だ…ダメージは受ける可能性があるが、対応できる可能性がある。水属性の技を作戦参謀が放った。警戒するように素早い動きで交わした…この技が弱点か…雷属性は直撃を受けたのに、水は大きく躱した。この敵には水と雷で対応すると各メンバーに念波で指示を出した。これが魔人戦か…こんなに細かい戦いをしなければならない相手か…風の対応が出来るとなると俺の属性で攻撃できるのは、雷属性か…この時俺は、これからの戦いに不安になった。そして、ここからの戦いが本当の戦いになるだろう。

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