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クラスで一番可愛い、隣の席の巨乳美少女に告ったら、セフレが三十人いた話。  作者: きたみ詩亜


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第二話 カノジョの秘密のセフレたち。

「じゃ、じゃあ、入れるぞ……?」

 俺は、先ほどまでの野々花の発言を上書きしようと、覚悟を決める。

「うんっ──!」

 嬉しそうな野々花の顔。

 両足を左右に大きく開くと、露わになった陰部には、陰毛が生え揃っている。

 テラテラと光る秘所。

 俺は硬くなったモノにゴムを被せると、その割れ目にゆっくりと先端をあてがう。その瞬間。

 するっ──。

「──ッ!」

 何の抵抗もなく、ゆで卵の殻がツルっと剥けたときのようにあっさりと、俺のモノはカノジョのナカに呑み込まれた。

 その充足感に浸るよりも先に、俺の思考は目の前の事実に翻弄されていた。この状況に至るまでの経緯。その理由を問いただす前に、野々花は取り繕うようにして言葉を紡ぎ始めた。

「じ、じつはさ……さっきまで、セフレとエッチしてて……アハハ……。

 ──あ! で、でも、海杜くんに呼ばれたから、急いで、そのまま飛んできたんだよ……??」

 野々花は視線を泳がせながら、乾いた笑みを浮かべる。

 俺の胸中に渦巻くのは困惑と、それ以上に抗いがたい焦燥感だった。ふと、脱ぎ捨てられたばかりの野々花の淡いブルーのショーツが、床に転がっているのが視界に入る。

 その布地の中央、そこにはまだ乾ききっていない、ドロリとした白い液体がべっとりと付着していた。

「……あれって」

 俺の視線を追い、野々花は自身のショーツを見つめ、頬を朱に染める。

「う……うん。セフレの精子……。なんか付いちゃってたみたい……あ、でも言っておくけど、一応、三十秒でシャワーを浴びて、セフレの家で急いで身支度だけはして来たから! 体自体は清潔ではあるはず、だよ……?」

 その言い訳にもならない言葉を聞き、俺は思わず失笑してしまった。なんだよ、その某・宮〇アニメの名言を彷彿とさせるような、あまりに安直な言い方は。

 俺はそんな思考の波をすべて忘却しようと、腰を激しく振りはじめる。

「あっ、あっ、あっ! か、海杜、くん……! は、激しい……っ 気持ちいいよぉ……っ!」


 ◇


「……で。結局、野々花のそのセフレって、誰なんだよ」

 ──ゴム越しに精を放った後。

 息を整え、裸のままの野々花にたずねた。

 もちろん、野々花の下腹部には、処女の証である破瓜の跡などは見られない。

「ご、ごめん……それだけは言えない、の……」

 野々花は唇を噛み締め、俯いたまま首を横に振る。

「言えないって、なんでだよ……」

「だ、だって、教えたら、海杜くんと絶対に揉めちゃうでしょ……?」

 そりゃそうだ。揉めないはずがない。

「じゃあ……俺の知っているやつなのかだけでも教えてくれよ……」

「…………」

 野々花は答えない。ただ、揺れる瞳で俺を見つめ返すだけだ。

「ご、ゴメン……それも、言えないの……」

「どうしてだよ……?」

「だって……もし、海杜くんの知ってる人って言ったら、海杜くんの知ってる男子全員が、あたしのセフレに見えちゃうでしょ……?」

 そりゃそうだ。

 その言葉は、まるで呪いのように俺の心に深く刺さった。彼女の言う通りだ。これ以降、クラスの男子全員を疑うことしかできなくなる。

「……わかった。もう聞かない」

「よかったぁ……!」

 心底ホッとしたような彼女。

 まぁ、付き合えるならそれでもいい、のか……??

「あっ、海杜くんも、どんどん、セフレ作っていいからね……? 『お友達』はいっぱいいたほうが人生充実するんだから! あたしたちの結婚式にも呼びたいよね〜」

 ──セフレを結婚式に呼ぶとか、どんな強メンタルだよ……。

 俺はどんなストロング缶より濃密で刺激的な野々花の思考に、ただただ眩暈を覚え、裸のまま天井を仰ぐのだった。

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