ニュースを見ながら、子どものときの自分を思い出す
高校生のときだろうか、その頃からニュースで報道されている内容がわかるようになった。小学生のときはまったく話の内容がわからず、首相の名前も顔もわからなかった。ニュースはつまらない番組の代表で、ドラマも何が面白いかわからなかった。
思い出せば、子どものときは昼間の番組が一番つまらなかった。今もそうだが、お昼間の番組は大人の女性向けの番組がほとんどで、暮らしやエンタメのニュースが多く、みのもんたをよく見かけたが、何を話していたのか記憶にない。芸能人のゴシップ話にも興味がなかった(今もない)。そこで取り上げられている芸能人のことを知らないから、他人の噂話を聞かされているようなものだった。
少し前、テレビをまったく見ていない期間があり、そのときは芸能人の結婚報道を見ても心が動かされなかった。というのも、結婚した二人が誰かがわからなかったからだ。バラエティ番組には、知らない人が流行りの人として出演しているが、僕にはどうでもよいことだった。ちなみに、売れっ子として登場していたのは、やす子だった。
知識や情報が増えて、ニュースで取り扱われている内容がわかるようになった。僕も大人になったなと思うが、ニュースだけでは分からないことがたくさんあることもわかった。どうして国旗の扱いで喧々諤々しているのか、ロシアが戦争をしているがロシアから世界はどうみえているのか、日経平均株価の上昇は良いことなのか、ある著名人が亡くなったらしいがその人は何をしていた人なのか。
ニュースは端的に情報を伝えるため、報道内容だけでは十分に内容を理解できたとはいえない。そのうえ、報道側の見方や視点も混入しているので、一方の意見に流される可能性もある。
結局のところ、ニュースの内容がわかったところで、それだけでは世界や日本のことがよく分からないことが分かった。
テレビや新聞のようなマスメディアに対する不満や悪口を目にするようになった。マスメディアに期待している人が多くいることがわかる。期待していないと不満は生まれない。
そもそもニュースだけでは情報が不十分なので、それをきっかけに自分で本や公式サイトを調べるのが当然だと考えれば、マスメディアに期待することもない。期待しなければ、マスメディアに不満を募らせることもない。
「マスメディアを信用するな!」と煽る人もいるが、僕には「俺を信じろ」と言いたげに見える。マスメディアがこれまで得ていた利益を自分のものにしたいのだろう。その人の発言も、マスメディアと同様に疑ったほうが安全だ。結局は、専門家が書いた本を読んで、いろんな情報と整合性が取れているか確認し、どのくらい確からしいか自分で判断するしかない。
そんなの面倒で考えたくない人もいる。僕もそういう側面はある。だけど、ラクをしようとすると、それで喜ぶ人がいる。それでよいなら、それでよい。




