ぐずぐずしながら、「後悔ってなんだろう」と思う
クーラ−をつけるほどではないが、扇風機の弱がほしい夜。
ベッドに入ったもののまったく眠れない。目が覚めているとあれこれ考えてしまう。考えてしまうというよりは、思い出す。過去の失敗や後悔がふわふわとやってくる。
普段は、そんなことを意識もしないのに、どうしてか夜にやってくる。後悔やトラウマは夜が好きなんだ。嫌な記憶というのは、それぞれの内容につながりがなくても、芋づる式に思い出すから不思議だ。
楽しいことよりも嫌なことが頭に残っているのは、生存本能だそうだ。失敗を記憶にとどめて、同じミスをしないことで自分の生命を守り抜くために、嫌なことを忘れないでいる。それなりの説明ではあるが、現代にはそれほど必要ではない。もう少し、楽しいことを思い出したいものだ。
自分の場合は、我慢したことの後悔を思い出すことが多い。「なんであのときにこう言わなかったのか」「ちゃんと言葉にしておくべきだった」と後悔する。後悔は、そのときの自分であれば、できることをしなかったことだ。相手に気を遣って言わなかった、その場の雰囲気を優先したなどが原因だ。言い過ぎて誰かを傷つけてしまうよりも、言わなかったことであとで後悔する。
若い時は、自分に自信があった。自信があったから、もっとできたと後悔する。ある程度の経験を重ねると、その自信は過信であったことに気づく。僕は、そこまで素晴らしくないと思うと、自分に期待しなくなる。だから、「あのときああしておけば」と悔やまなくなる。そんなことができるほど、僕は立派ではなかったからね。
だけど、反省はする。同じようなことが目の前で起きたら、次の手は事前に準備している。過去の僕は、立派ではないからできなかった。凡人の僕でも、同じ失敗は繰り返さないだろうと少しは期待している。「少しの期待」がポイントだ。あまりに期待すると、同じ失敗を繰り返したときに激しい後悔に襲われるから。後悔しないように、自分にあらかじめ根回しをしておく。少しでも自分が生きやすくするために。




