表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/64

執筆スキル

それから、一ヶ月がたった。

神気の特訓はよくある体内にめぐらせるではなく、木の枝に纏わりつかせることから始めた。

銀狼曰く、神器を使うときは神器に神気を纏わせるらしい。最初は3センチほどの小さな枝の隅々に渡らせて、成功したらどんどん長さを長くする。一番最初はすごく難しかったが、一度成功するとどんどんやりやすくなった。


俺が神気の特訓をしている間、俺と同じく多少の神気は扱える琴美は俺と同じく神気の特訓、楓は少し離れたところで魔力を集める特訓のために体内に魔力をめぐらせる例のヤツをやっていた。


この前少し話に出たが、神気と魔力は深く関わり合っている。この世界には『気』と呼ばれるものが多数存在している。『神気』、『闘気』、『霊気』、『妖気』そして『魔力』と大きく5つに分類されているが、それらの根源は『神気』である。


闘気とは、人間を創造する際に人間の体内に入り込んだ時空の神の一兆分の一にも満たない微量の神気のことを言うらしい。稽古場で橘氏の腕が光っているように見えたのは彼の力ではなく俺の力だったわけだ。


次に、霊気と妖気だがこの二つは性質は同じらしく、両者とも植物を作った命の神の神気が漏れ出たものらしく、本来の神気の十分の一と闘気とは比べ物にならない力らしい。その中でも言わば光と陰のような区別があり、光を『霊気』陰を『妖気』として区別する。当然光と陰が向かい合ったら光が陰を飲み込むので力関係的には霊気>妖気というようになる。


最後に魔力は神気の陰のような存在で、神気と魔力は霊気と妖気のような関係にある。なので、魔力は神気の次に強い力となるが、人間は扱える魔力量が絶望的に少なく、ほぼ闘気と同じような力と認識されている。


以上から分かるように気を扱うには神気を扱えた方が圧倒的に楽なのだが、大抵の人間には神気が扱えない。なので、魔法を使うには魔術適正スキルが必要なのだが、俺や琴美のようなイレギュラーには神気を扱って魔法の上位互換のようなものができる。スキルを使わずに幻術が使えるのはこういう理由だったりする。


『治…そろそろっと…『執筆』の練習に入ろおっと…思うのだが……』


「おいせっ…いいんじゃ…ないかッ!」


俺たちはいま日課である神気を込めたラケットでのテニスというものをやっている。銀狼は口にラケットをくわえているが、基本的に念話なので会話に支障はない。俺もこうして喋りながらできるようになり、今ではスマッシュなんかも打てるようになった。前は振りながらラケットに神気を込めるなんて器用なことできなかったが、もうできるようになった。普通は体の外の神気を操るのだが、俺は体内に神気があるらしくその量は銀狼ですらも凌駕するらしいので、なるべくそれを使うようにしている。ゴッドスキルの影響だろうか。


俺がスマッシュを決めたために本日の練習メニューは終わったが今日は『執筆』を使ってみることにした。俺はペン型に変形した『万能の大鎚』を手にとって銀狼のところに行く。銀狼とは仲良くなり、それぞれを名前で呼ぶというルールにも従ってもらった。正直なところ『あなた様』呼びは少し居心地が悪かったし、それ以外のところが敬語じゃなかったことを考えるとだいぶ無理をしていたのかもしれない。


『治、『執筆』についてどれほど知っている?』


「えっと、頭の中で思ったことを形にする力だったか?」


『だいたいそうだ。だが、それは覚醒をした後の力だな。』


「あれ?ゴッドスキルには覚醒の段階は存在しないんじゃ?」


『ああ、ほとんどはな。だが、唯一『執筆』だけは存在する。頭の中で思ったことを形にするでだいたいあっているが覚醒する前にはゼロから作る力はない。強力な付与ぐらいしかできないんだ。』


「それって属性付与?それとも魔術・スキル付与?」


付与には二種類ある。まずは単純に火・水・木・風・土・光・闇の属性だけしか付与できない属性付与と魔術やスキルなど何らかの動きを付与できるようになる上位互換のような魔術・スキル付与である。


『どちらでもない、執筆だけが唯一できる性質付与だ。』


「どうゆうやつだ?」


『魔術・スキル付与は自分が使える魔術かスキルをそのものに付与することができるものだが、執筆の性質付与には頭で考えたことを付与したいものに文字で書くことで書いたことが可能になる道具が出来上がるわけだ。例えばこの木の枝に執筆を使った状態で『任意の場所に高速で飛んでいく』と書けば念じるだけで思った場所に飛んで行ってくれる棒の完成だ。』


思ったよりもチートではなかったが、十分チートだった。覚醒させれば独歩○客みたいにできるということだろう。


『治は『錬成』を持っているだろ?そこにある神結晶とか高価なもの以外なら何でも使っていい。練習がてら何か作ったらどうだ?執筆スキルはペンに神気を纏わせたら使えるようになる。』


「そうする。しばらく『錬成』にはお世話になりそうだから『究極化』していいか?」


『その方がいいと思うぞ。』


「わかった。『スキル究極化』……『錬成』」


するとクリスタルが光る。『錬成』は『錬成(+EX)』になっていた。


「始めるか!」


治は強度が世界一高いと言われるアダマンタイトの塊を大量に持ってきて手を叩く。


数時間後、超ハイスペックなバイクと銃剣、謎のカードが出来上がった…

明日投稿できたら作ったものの説明をするつもりです。

評価とか感想とかもぜひお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ