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依頼と神器

『時空の神を倒してほしい』


銀狼の言葉……


「は?」


『時空の神を倒してほしい』


「いや聞こえてるって、今なんて言った?」


『時空のかmーー』


「ああ、もういい!そういうことじゃなくてだな。俺が時空の神を倒すなんて、生まれてからサイコロの目を6しか当てたことない人を探すより大変だぞ!」


『我は6しか出したことないぞ。』


「そうなのか〜すごいなぁ〜……じゃないよ!確かに案外簡単だったな!」


楓ぇぇ今笑ってるけど結構ピンチなんだぞぉ。俺ら戦争に駆り出されるんだぞぉ。


「どうやったら6しか出ないようになるんですか?」


『ああ、それはな、神気を使って魔力の流れを操作してだな……』


「そこ、琴美と狼!なぁに講義しちゃってるんですか!てゆうか神気使うなよ、反則だろそれ。」


『少s「大分!」大分話がずれたな。先ほども言ったが時空の神の討伐を頼みたい。』


「理由はなんだ?復習か?」


『確かにそういう気持ちもないとは言えない。だがこれが我個人の問題とは言えなくなってきているのは事実だ。』


「何があったんですか?」


『時空の神が許されない行為を行い、いま最高神の座に君臨している。そこまでは理解してもらえたと思う。その時空の神は当然理由がなくては最高神なんてやらない。簡単にいうと、時空の神はいま世界征服を考えている。』


世界征服というもうお決まりの言葉が帰ってくる。


「根拠は?」


『この世界はまだ創造神ラミナ様の手の中にある。ご病気の身でこの世界を守っておられる。具体的に、この世界に負担を与えるような次元を超えた戦いが起きた場合は、創造神様のお力により戦いが鎮むまで別の次元へ飛ばされるようになっている。』


「それで?」


『だが、時空の神はそんな創造神様とこの世界との繋がりを切って捨てるような動きを始めた。空間を操る能力を使い、創造神さまの力の干渉を受け付けない空間を作り始めている。きっとこの世界もその空間に放り込まれることになるだろう。そこで、あなた様に倒していただきたい。』


「そこで俺?戦ったところで俺じゃ無理だと思うし、もしそれが本当なら支配される前に俺は日本に帰るぞ。」


『この世界の最高神は時空の神だ。帰るには時空の神の力が必要だぞ?』


「本で読んで手に入れるよ。」


『言い忘れていたが『読解』では同等、もしくはそれ以上の力は吸収できないぞ?』


「はぁ、協力するしかないみたいだな。でも銀狼、俺では勝てないぞ?」


『我の一割ほどの力の幻術に勝てた程度だもんな。』


「あれで一割かよ。本気だったら絶対死んでたな。」


『何を言ってるんだ?幻術は傷をつけることはできないぞ?』


「でも、めっちゃ痛かったぞ?」


『あの怪我も幻術だ。あなた様の場合は少し神気を暴走させて痛みを感じるか試したがな。幻術は使い方によっては最強の武器になる。スキルもいらんしな。』


あのかすり傷のことだろう。あの質問は俺の神気を感じる力を試していたのか。それにしても、あのテストは絶対に死なない状態になっていたのか。驚いて損した。


「スキルは要らないのですか?」


『通常の人間はいる。だが、ある程度神気を操れるようになったら通常より格段に上の性能の幻術を作り出せるようになる。魔術というのは神気の影のようなものを操る術だからな。』


「その話も興味深いが、今は時空の神を倒すために何をすればいいか教えてくれ。」


『そうだったな。そこに神器が二つあるだろう。それらはあなた様にやるとのことだった。カーム様とダンタ様は兄弟なんだよ。そして、二人とも時空の神の親友だった。親友の暴走を止めるのにせめてもの力を貸してくださるとのことだ。その石版の文字を解読すればいい、『全言語理解』がないと読めないらしい。』


銀狼はそう言って石版の前まで俺を誘導した。


石版に書いてある文字は複雑な形をしていた。だが、その文字を眺めていると頭の中にどんどん情報が流れ込んでいく。主に神器の説明だけだったが。


『万能の大鎚』

ダンタ様の神器。持つ者の職業に合わせて形を変えるらしい。

『賢者の書』

カーム様の神器。全ての本が一冊になったようなもの。全ての(・・・)本である。


これらの神器は神気がうまく扱えないと操作できないらしい。

あと追伸っぽく書かれていたが、俺は大鎚を持っていると神の加護の範囲を外れたときは職業の設定が自由になるらしい。これにより、一つの職業につき(・・・・・・・・)10個のスキルという縛りから解放される。


俺は手順どうりにガラスケース(神硝というらしい)の周りの封印を解いていく。順番どうりに神気を込めるだけだが、間違えると10日間動けなくなるらしいので慎重に、銀狼に神気の扱い方を聞きつつやった。

全ての封印を解き終わるとガラスケースが溶けてなくなる。


俺は慎重に本を手に取る。本は光ったと思うとメモ帳ほどの大きさに変化した。

同じように大鎚も手に取ると綺麗な羽ぺんに形を変える。職業によって形を変えるのは本当のようだ。


『今を持ってそれらはあなた様のものになった。だが、二つ神器を持っているからと言って勝てるような相手ではない。そこでまず、全ての神器を集めてもらいたい。だが、神器はそれを守護する神獣に認められてやっと手にすることができる。あなた様は『読解』と『執筆』、それに神気も使いこなせてない。そこで特訓を行うことにする。』


特訓……そんなめんどくさいのやりたくないなぁ。


『ここからは生きるか死ぬかだ。そんな顔してないでやるぞ!』


怒られた……楓め、笑ってやがるな。お前たちも道連れにしてやるからな、絶対に。

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