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魔王編②


私たち魔王討伐軍は敵を圧倒した。


「奥義グランドクロス!」


ズバアッ!

ウワアアア!!


狭い通路での剣聖のなぎ払い斬撃は防ぎようがなく

魔物は次々と真っ二つに切り裂かれていく


シャキーン!!


漆黒の風の速度を捉えることができる魔物はおらず

急所を貫かれた魔物は一撃で倒れていく。


魔法を使われることはないと思っていたのだろう

魔物たちはなぜか魔法を打ってくる魔法使いから

恐れおののき逃げ出す者まで現れる。


(なんだか魔物が少し可愛そうに見えてきたよ)

(戦場では感情を出すなナミ)

(いや、そんなつもりじゃ……)

(精神的に追い込まれた者は真っ先にやられる)

(……うぅ)

(戦場での鉄則じゃぞ)

(わかったよもう!冗談だったのに!)


「剣聖。10秒後左のあの扉に斬撃を」

「了解!」


シンシアの心眼が冴え渡る!


「奥義グランドクロス!!」


扉からアタマが牛の巨人が現れる。

あれはミノタウロスてやつか!


「グハハ!ワシは魔王様の右腕ミノ…ぐわー!!」


出てきたと同時に剣聖に

真っ二つにぶった斬られた魔王の右腕とやら。


「剣聖。次は10秒後真上に」

「任せろ!」


天井の裏から

デカイ火の玉を落とそうとする魔物が現れる。


「ケケケ!魔王様の左腕!奇襲の悪魔とはワシのぐわー!!」


天井裏から何かしようとしてた

魔王の左腕とやらも真っ二つにされ

床に転がる。


いや、もう可哀想でしょ!?

幹部が、モブ扱いじゃん!!



そして最奥、王の間へ辿り着く!


「くくく。来たか人間ども。」


待っていたのは可愛らしい子供。


え?


魔王?


魔王が子供?


「巻き添えを食うぞ。騎士も魔法使いもさがれ。」


剣聖のぶった斬りを乱発する可能性があるので

シンシアと、スカーレット、私を残して隊は下がる。

(私もさがっていいかしら?こっそり)

(ナミは絶対防御魔道具があるじゃろが!)

(ひえ〜今日のシュガーちゃん怖いよ……)

(あれは吾輩と同じく幻影じゃ!騙されるな!)


え、幻影?


シンシアは問答無用で

可愛い子供に斬り掛かる!


シャキーン!!


防御壁がシンシアの攻撃を防ぐ!


シンシアが攻撃を防がれるなんて!?


周りから雷が走る!


バリバリバリ!!


この魔王は魔法使い!?


剣聖はガードで手一杯。


シンシアは全て避けるが近づけない。


「こんな幼子に向かって酷いのう〜」


魔王は煽ってくる。


「喋るな!魔物が!」


剣聖が怒りをあらわにする


バリバリバリ!!


「くっ!」


「けけけ。これならどうだ?」


可愛い子供の見た目だったそれは


瞬く間に姿を変える。


よりにもよって……

我が主ヴィオラ様にそっくりな姿に!!


(うそ!ヴィオラ様!?)

(騙されるなよナミ!あの魔王!

こちらの精神に関与してくる!

見た目を変えているだけじゃ!!)


「ヴ、ヴィオラしゃま〜〜♡!!」


あ……まずい。


バリバリバリ!!


心を持っていかれた剣聖に雷が直撃する!


「うわぁぁぁ!!」


(まずい!ナミ!ポーションを!)

(は、はい!)


「スカーレット!大丈夫!?ポーションだよ!」

「……ぅう……すまない」

回復サポートに徹する私。


「けけけ!」



シンシアがキレる。

「仮にも王を名乗る者がなんと姑息な戦い方……」


「主に向かってなんですノその態度は!」


扇を閉じる仕草をする魔王。


……こいつ!!


「我が主を侮辱するとは!ゆるさん!」


シンシアが、吠える!


シンシアは問答無用と防御壁を崩しにかかる!


「スカーレット!大丈夫!?」


「ああ。だが、S級の剣ではあの防御壁は破れん」


スカーレットは剣を構える。


「必ず合図が来る……!」


魔王はエドやシータの姿にまで変身し出す。


「けけけ!あらあらまぁまぁ〜!」


……マジでこの魔王クズだな!






シンシアが叫ぶ!


「5秒後に!私に向かって撃てー!!」


「了解!」


シンシアに向かって!?


ウオオオオ!!


シンシアが向きをかえ、

スカーレットにむかって走り出す!


追いかけてくる魔王!


3


4


5


「秘奥義!エクスカリバー!!」


同時にシンシアが空へ跳ぶ!



その最強の剣は


防御壁をも真っ二つにし、


魔王の体を斬りさいた。


ギャァァァアァァァァァァ!!



崩れ落ちる魔王。






……最高だよこの2人は。


お互いが心底信頼し合っていなければ


できない攻撃の連携だった。


コンマ1秒でもズレたら


シンシアは斬られていたし、


もしくは魔王に気づかれ避けられていた。



それほど


完璧な攻撃だった。



やった!


やったぞ!!



魔王を倒したぞーー!!!



ワアアア!!


シンシアが心眼で隙を作り、スカーレットが決める。


言っていた通りに決着した魔王戦。


すごいよ二人とも!


おめでとう!!


ウオオオオ!


ワアアア!!






しかし




シンシアの様子がおかしい


「……誰でございますか」


魔王は倒した。


なのに、


王の玉座の方をじっと見つめ


シンシアは動かない。


「……どうした?S級?」


何が視えている……?


「ははは!あっさり負けやがって魔王め。」


玉座の後ろから出てきた男。


「……まさか!」


「剣聖だけなら負けることはないと思っていたが

なんだそいつは?また勇者候補を召喚したのか?」


ニヤニヤと笑いながらその男は無防備に近づいてくる。


「なぜだ……生きていたのか……?」


「久しぶりだな剣聖」


そう、私も


この男の顔を知っている。


「……なぜ!魔王城に!!お前がいるんだ!!」


「ははは。決まってるだろう?人間を殺すためさ」


「ふざけるな!どういうことだ!」




間違いないあの男は……









「応えろ!!【神速】のアキレス!!」









読んでいただきありがとうございます!


もし少しでも面白いな、

続きが気になるなと

思っていただけましたら

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