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魔王編①


踏みつけて見下してさしあげますわのポーズと

あなたとの会話は終わりましてよのポーズの

ふたつのブロマイド写真を

差し入れで受け取った剣聖スカーレットは狂気乱舞し、

最高のテンションで魔王討伐へ向かうことになる。


隣国に潜入調査に来ていたクロウから

魔王城の内部と魔王の取り巻き幹部の情報を得る。


「魔王には右腕と左腕になる二体の魔物が

ついてます。この2体が妙な魔法を使います。

詳細はわかりませんが今回の魔王軍は

魔法に特化しているのは間違いないかと。」


「充分ですクロウ。ありがとうございます」


今回魔王討伐軍を指揮するのは

我らがゴリマッチョメイドことシンシア。

心眼のスキルをエドから譲渡された彼女は

ヴィオラ様やアビゲイル様にも勝るとも劣らない

確かな実力を身につけ、今回の総大将として挑む。


「剣聖。最大火力はあなたの方が上。

最後に勝負を決めるのはあなたです。」


「わかったS級。任せろ。

君の期待に応える私の最高の一振りを約束しよう。」


あれだけ仲の悪かった

シンシアとスカーレットが

がっちり握手をする光景をみて、

私は勝手にこの魔王討伐の勝利を確信する。


私は最後の保険。

シュガーを使ってヴィオラ様を召喚する

というのが最後の切り札。

なので私とシュガーは

最後尾をついて行くことになる。


そう、今回はシンシアの取り巻きに徹します!


騎士団と魔法使いに加え、今回の討伐に

きっと役に立つのがなんといっても魔道具。


私は大量のポーションを持つ

荷物持ちでもあるのだ。


そして


「え、私でいいんですか?!」


「せやな。心眼も剣聖もやられた時の万が一が

ヴィオラの召喚や。だからこれは君が持つんや。」


防御壁の魔道具自体は作れていたが付与が難しく

そこまでの効果は見込めていなかったのだが

唯一、セシル様から絶対防御を付与した魔道具を

持たされたのが私。これ1つを作るのにセシル様が付きっきりで毎日魔法を付与し続けた一品。

たくさん作れるようなシロモノではないのだ。


「ありがとうございます!」


絶対防御に守られた私は身の安全が

保証されているようなもの。効果時間は約丸1日。


そして遂に出陣の時を迎える。


「奪われた魔王城を奪還し!

今日!我々は魔王を討つ!」


ウオオオオ!!!!


シンシアは普段の性格ブスモードは封印し

完全に勇者モード。


本気が伺える。

その雰囲気にスカーレットも

本気で応える。


何よりも魔王討伐とはこの世界を救う

最大ミッションなのだ。


今回はお笑い無しだよ!









魔王城へ到着ーーー


とは言ったものの

私とシュガーは絶対防御魔道具により完全防御。

気楽なモノなのである。


(シンシアとスカーレットがタッグを組むと

こんな頼りがいあるとはね〜)

(魔王の実力は未知数じゃが、たしかに

あの二人なら負ける気はせんのう)

(危なくなったらポーション投げるから

シュガーも手伝ってね!)

(うむ。しかし、この魔王城結界が張られておるな)

(え、まじ?)


「シンシア〜結界が張られてるって〜!」


「む。魔法使いは魔法が使えるか確認してください」


「だ、ダメです!使えません!」


「……やはりですか。

魔法使いは最後尾へ下がってください。」


魔王か魔王の幹部が、結界を張って

魔法が使えないようにしているようだ。


これが、この結界こそが今まで

魔王城を奪還できなかった最大の理由。


クロウから聞いた妙な魔法とはこれのことだね。


しかし、今の私達には魔道具がある!


「魔道具は使用可能です!」


「結界を張っている主を倒すまでは

魔法使いは魔道具で戦闘を。

使用後魔力をすぐに魔道具へ供給して

再利用できるように!」


「了解!!」


私の発案の魔道具が大活躍している……!


勇者候補として召喚されたけどスキルがなかった私が

この魔道具で世界の常識をひっくり返し、

改めて魔王討伐へ共に向かうことになるなんて。


(シュガー……私みんなの役に立ててるのかな……)

すでに涙で前が見えない。

(気が早いぞナミ!魔王討伐してから泣け!)

(だってぇぇ〜………ぐすん)

(この戦いで証明するのだ。)

(……うん。)

(剣でも魔法でもスキルでもない。

世界を救ったのは

スキル無しの役たたずと言われたお主じゃと。)

(うぇぇん……!!)

(だからまだ泣くなと!)


そう。シュガーの言う通り。

この戦いで、勝てば

本当に私の今までが報われる。

それは間違いないのだ。





魔物が来たぞー!!!


突然わんさか迎撃に現れた魔物たち!


私たちが結界に怯まず侵入を止めないので


むこうも焦ったのだろう。


「行くぞ!」


ウオオオオ!!


ついに魔王討伐戦がはじまる!






しかしーーー



このナミを連れてきたことが


今回の


魔王討伐における


最大の


ピンチを迎える


原因になるとは







まだ誰も知らない……











読んでいただきありがとうございます!


もし少しでも面白いな、

続きが気になるなと

思っていただけましたら

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