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修行編①


「かかっ!来たかヴィオラ、

今からスキル確認じゃ」


新しく召喚された勇者候補の

スキル確認をするところのようだ。


魔法学園内にある教会本部にて集まった人々。


教祖アビゲイル、聖女マリベル、最高神官エド&シータ。


王都から

ハインリヒ第2王子殿下と

アルベルト第8王子殿下。

ハインリヒ第2王子殿下はあれ以来

魔王討伐軍の指揮をとっているらしい。


そして我らがヴィオラ様と私(猫付き)。


残念なことに意図しない形で

また勇者候補を召喚してしまったわけだが、

来てしまったものはもう仕方がない。


魔王討伐が膠着状態なのも事実。

そろそろ魔王城の奪還も検討されているとのことで

この勇者候補には嫌でも注目は集まるわけだ。


(…めんどくさいから教会と王都で面倒見て欲しいですわ)

(吾輩が今回の勇者候補を

すぐ転移で魔王城に飛ばしてやるぞ)

(ヴィオラ様もシュガーも雑に対応しないで…!)


あいかわらず興味の無さそうなヴィオラ様。


ふむ。あれが勇者候補か……。

イケメンだが少しワイルドさもあって

なかなか良い。


「勇者候補とは何だね?

僕が英雄になるってことかい?」


困惑しているものの、

英雄というワードは頭にあるらしい。


「スキル出ました!【竜化】です!!」


ワアアア!!


(竜化ってどんなの?)

(吾輩もよく知らんが恐らくドラゴンに変身じゃな)

(……可愛くなさそうですわね)

(おおー竜になるスキル!すごい!

男の子が好きそうなやつ!!)

(爬虫類じゃぞ退化じゃろ)

(……大きいトカゲでしてよ?)

(夢がないなぁ二人とも……)


「……なんだがよくわからないがいいだろう!

僕がこの世界の英雄となろう!」


わー!ぱちぱち☆

ノリノリだねあの勇者候補。

竜化にちなんで彼はドラゴという名前を授かる。


そう、記憶が無いから名前も教会がつけるのよね。

私は特別、自分の名前だけれど。




さて、GATEから現れた

勇者候補は今回二人。


もう1人は小柄な少女。

真っ白な髪に青く光る瞳。

もはや神秘的なお姿。

そわそわしながら周りを見ているが

言葉も発していない。


怖いよね

わけわかんないよね

あの子は守ってあげたい。

超可愛い天使だ。


あれ?イケメンと天使に何か既視感があるような?

まあいいか。


「スキル出ました!【白召天使】のスキルです!」


ワアアア!!


ぱちぱち☆


おおーマジで天使を引き当てるとは!


("はくしょうてんし"のスキルてどんなの?)

(これは吾輩もさっぱりわからんの)

(……昔の文献で見たことがありますわ。

確か、姿を消せるスキルだったような……)

(姿をけせる?!)

(透明ではなく存在自体が消えるスキルでしてよ)

(干渉できないてことは、無敵じゃん)

(絶対防御並の回避スキルかもじゃな)


ほえー……

そのままスキル使って逃げ出せそうだな……


天使ちゃんはルミナスと名付けられた。



さて、教会と王都でこの2人の面倒を

見させようとヴィオラ様が企む。


「うちにはこのスキル無しのゴミがいるので

手一杯ですわ。そちらでお任せいたします。」


……絶対、私、関係ないよね?


「妾もなんでも良いぞ。

どうせ妾より強い奴などおらんからの。かかっ!」


……あなたがさくっと魔王倒してくれないかな?


「剣聖のフォローが出来るように育てたい。

この世界の常識を教え

スキルも使いこなせるように

戦闘力など確認して

魔王討伐へという流れになる。」


ハインリヒ王子殿下は勇者候補さん欲しそうだね。


「僕は国の英雄かい?世界の英雄かい?」

なんだか調子のいい発言のドラゴ。

頑張ってはくれそうだけどね。


ルミナスちゃんは一言も喋らないが、

すでにうちの黒猫を撫で始めている。


「にゃー!」


「ふふ。シュガーを気に入ったのかしら?」


「……ネコ……可愛い」


お!ボソッと喋った!!

無口系ヒロインかな!?


物理系は国の騎士団で

魔法系は教会で預かるというのが

大体基本らしいので

ドラゴは恐らく騎士団行きかな?


でも天使ちゃんのスキルは謎。


「ではルミナス様は教会で預かりましょう」


マリベルが手を挙げてくれて解決。






ついでにスキルの検証もしてみる。


ドラゴは巨大な竜に変身するが

ものの10秒ほどで元に戻ってしまう。


「……はぁ、はぁ、竜になれるがとても維持できない」

何やら心身ともに負担があるよう。要練習かな?


天使ちゃんの方は



スー……


わ!ほんとに消えた!


スー……


わ!でてきた!


姿を消している間もルミナスからは

周りの姿は見えているよう。

ただし、触ったりはできないみたい。

うーむ……回避特化かな?


姿消えたまま攻撃できたら相当チートだったけど

さすがに無理みたい。



というわけでドラゴは王都の騎士団へ。

ルミナスは教会へ。


無事割りふれたようで良かった良かった。









エルデシュタインの屋敷へ帰った私たち。



私も部屋へ戻ってきた。


(あの天使スキルで消えたら吾輩も感知できん)

(ほえーすごいね。どうやって活用するのがいいんだろね)

(クロウのような諜報担当が良さそうじゃがの?)

(……たしかにそうだよね)


私とシュガーが部屋でゴロゴロしていると


「……ネコ……可愛い」

なでなで……


え!


シュガーを撫でる白髪の天使が突然現れる。


「にゃー!!」


さすがのシュガーもびっくりして飛び跳ねる。




「え!え!?ルミナス!なんでここに来てるの!」


まさか姿を消して着いてきた!?


「……ネコ。」


「……だめだよ!勝手に着いてきちゃ!」


「……可愛かったから……」


わー!


教会今頃ルミナスいなくなって

パニックだよ……!!






また一癖も二癖もありそうな


新キャラ登場に


ドタバタはまだまだ続くようである……。










読んでいただきありがとうございます!


もし少しでも面白いな、

続きが気になるなと

思っていただけましたら

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