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魔道具編③


「なるほど。大体の話はわかりました」


魔女のリラとエマはざっくりとこの国での道具を

説明してくれた。


道具自体に小さい結界を張るイメージらしい。

ホウキに風魔法を付与して空を飛ぶ。

街灯は火の魔法だし、

屋敷の冷暖房ももちろん火と氷の魔法。


ありとあらゆる所で魔法を使って生活をしている。


なるほど。確かに魔道具でやりたいことを実施している。


「魔法が使えない者にも使えるようにしたいのです」


課題になってる部分を説明すると


「魔石と呼ばれる鉱物があります。

それに魔力を溜めることは可能です」


「安定した魔力の供給までもっていければ

魔道具はこの世界を変えるレベルの発明になり得ます」



「条件の提示を聞きましょう」


待ってましたとルチアが出る。


「今回こちらで用意したのは魔法銀と呼ばれる鉱石。

通称ミスリルです。これは我が国で採れる鉱石。

魔道具作りに最適と思われます。」


「さらに魔力の源である糖分について」


「こちら黒猫印のシロップ」


「砂糖を使わずに

樹の樹脂や蜂が集める花の蜜から作られた甘味料です。

安定した供給に至る所まできた我が国の新製品です。」


この魔女の国にはない鉱石と甘味料で取引を持ちかける。


ミスリルは霊峰ルミナリアで採れる鉱石。

冒険者たちが金策をするのに1番狙う鉱石である。


続いて黒猫印のシロップ。

糖分が魔力の源だと知った私が

クッキー&クリーム、

シャンプー、

保湿クリーム

に続いて開発した

黒猫印ブランドの新製品だ。


さらにマリベルから

「教会は悪しき習慣を排除しました。

今回魔女様方には教会における

幹部のポジションを担っていただきたい。」


「どうかお力をお貸しくださいませ」


「なるほど。わかりました。

この条件で魔女たちで話し合い

返事をしましょう」


「よろしくお願いします!」


交渉はおそらく成功したようにみえたが


「どうでっか?実際いい条件やと思います。

あとは問題はあの人が首を縦に振るかや思いますけど」


「公爵殿。たしかにその通りだ。

我々としては約束条件を守ってくれるなら

前向きに検討はしたい…」


あの人って?







その瞬間


おぞましい空気が私達を取り囲んだ。


闇。


圧倒的な闇。


この空間を支配する


紛れもなく支配者の覇気。


「うわっ……」


思わず全員が身震いしたこの空気。


知ってる。


この空気を出す人を


私達はとても


よく知っている。


「……!!え?…ヴィオラ様……!!??」


突然屋敷に現れたもうひとりの魔女は


その場にいる私達全員を


一瞬で支配してしまい


ヴィオラ様と同じあの圧倒的な


支配者の覇気を伴い現れたのだ。


ルチアと私はヘタヘタと尻もちをつく。


「おいでなすったな。

この魔女の国の実質の支配者。

昔この地に現れた魔王を倒して

以前来たワイらを半殺しにしてくれた

300年生きとると言われる吸血鬼と人間の混血…」


真っ黒なドレスにトンガリ魔女帽子。

瞳は神々しく光り輝き

口元には鋭い牙が見える。

我が主と同じ空気を纏い現れたその

魔王殺しの魔女。



「ゴミ教会の人間どもが

この地で何をしている……?」



この人が……


「…不死の魔女。アビゲイル・デスペラードや」


「アビゲイル。話をしたでしょう?

取引の話だけは聞くと」


「教会が来るとは聞いておらんぞ?」


「やぁ♪アビゲイルさん久しぶりでんな?」


「お前以前来たゾンビ人間か。またやられに来たのか?」


ゾンビ人間?

絶対防御で防いでたらそう呼ばれるのか!

なにしても効かないとゾンビに見えるんだ……。


「なんも悪い条件出しませんよ。

まずは話だけでも聞いてくださいよ。

リラさんエマさんはいい条件や言うてくれてますよ」


「教会の連中が?

かかっ!話を聞いて欲しいなら

教会の幹部と国の王族全員の首でも差し出せ。

お前ら人間が妾達に何をしてきたか

わかってて来ているのか?」


「魔女アビゲイル様!

私が現教会代表のマリベルです!

悪しき教会は私が排除しました!

これからの新しい教会に、ぜひ!

お力をお貸しいただきたいのです!」


この覇気に当てられても

発言ができるマリベルはほんとにすごい。

私とルチアは完全に飲まれてる。


さすが主人公!マリベル!がんばれ!


「ん〜?お前はなんだ?」


え?私!?


突然私を見だしたアビゲイル。


スーッと近寄ってきて私の顔をジロジロ見てくる。


「ひっ・・・!!」

絶対防御に守られているから大丈夫!……なハズだけど

めちゃくちゃ怖い〜〜!!!


「お前臭いな?なんか混じってるだろう?」


え!?

オタク臭とかしちゃってる?!

す、すいません!!!


(お主が異世界人であることで違和感を感じておる)

(……異世界人ですいません!!)


「お前らの良いようになぞされるか。

さっさと帰れ。殺されたくなかったらな」


とても話し合いに、応じてくれそうな雰囲気はない。


(マリベルどうする?)

(話し合いにならんぞ?ヴィオラ呼ぶか?)

(う〜困りました〜!)


私と、シュガーとマリベルで念話。



(仕方ないです。ヴィオラ様を呼びましょう〜)

マリベルからヴィオラ様要請がでた!


(すぐヴィオラを飛ばす待っておれ)

(シュガーよろしく〜)


シュガーはそのままエルデシュタインの屋敷へ転移。

ひゅんっ!









ーーーエルデシュタインの屋敷






「シュガーが、来たでありんす」


「……すぐ入れなさい」


屋敷でシュガーの帰還を待っていたヴィオラ様たち。


ところが







「わー!なんかついてきたでありんす!!!」


「……!!」

「……!?」


ガシャーン!!!


屋敷内で、体勢を崩したシュガーが棚に突っ込む!


「ふぎゃーー!!」

「シュガー!?」


即座にシンシアが前に出る。


「何者だ!」



(すまんヴィオラ……!

まさか……こいつ……

吾輩に着いてきよった……)


……え?



「……なんだぁ?どこだ?ここは?

逃げようとした猫を捕まえたら

まさか転移するとはなぁ……かかっ!」


圧倒的な闇を纏いエルデシュタイン家に

そいつはやってきてしまった。



不死の魔女



アビゲイル・デスペラード!!





「………こいつが魔女ですの?」





最悪の2人の対峙……





ヴィオラ様が立ち上がる……!!







読んでいただきありがとうございます!


もし少しでも面白いな、

続きが気になるなと

思っていただけましたら

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