表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

43/63

異世界転移編③


(おそらく帰ることは可能じゃ)


シュガーは言う。


よ、よかった!


無事にエルデシュタイン家に帰れるみたい!


(単純に吾輩が自分含めて3回。

魔力MAXで1人ずつ転移させれば帰れるじゃろう。)


(おお!!シュガーすごい!!)

(シュガーちゃん偉いですわ)

(単純に元の世界はマーキングしておるからの、

そこに転移させるわけじゃが、

丁寧にやらんとリスクがある。

勇者候補召喚のように記憶が消えるとかな。)


記憶が消えるのは、

だいぶ嫌です……


(じゃあ逆に何回も行き来できるわけ?)


(リスク覚悟でやるならまた向こうから

こちらへ転移も出来んこともないが

おそらくお主らはそのやり方は選ばぬ)

(というと?)

(そもそも異世界との転移には

触媒が必要だったであろう?

だから意図的な異世界転移はこれっきりじゃ。)

(ああ、すでにこの転移で

触媒が使われてしまっているのね……)


(結果としてはGATEができてる時点で触媒を使ってしまっておるからのう。今更どうとは言わんが)

(……そうかそれは、嫌だね……)

(かなりの偶然が重なってここへ飛んでおるのも事実)


そうだ。あの教会本部跡地のGATEで

見覚えがある何かが見えて

そこに手を伸ばしてしまった私。

見えていたのはそう、ここ、

私の部屋の風景だったのだ。

見覚えのえるテレビ、パソコン、スマホ。

ついそこに手を差し伸べてしまって今に至る。

たまたまあの一瞬だけ、私が近くにいたから

日本と繋がっただけかもしれないのだ。


元の世界には戻れるが、

またここへ来れるかはかなり難しく

触媒も必要になるためおそらく

来るのはほぼ不可能だとのこと。


(つまり、吾輩が言いたいのは)

(……ナミは選ばないといけないと言うことですわね)

(……うん)


二人がエルデシュタイン家の世界に

魔力が溜まりしだい帰ることはもちろん確定。


問題は私。


また、あちらへ行くのはおそらくできる。

ただし、この日本にまた戻るのはほぼ不可能。

一緒に異世界に行くか、

一人で日本に残るか

選べと

シュガーは言っているのだ。


(ご両親との再会を今見たところじゃ。

吾輩たちから言えることは

ナミが自分で決めることじゃということ)


(……うん)


(……勇者候補の寿命の問題もありましてよ)


(向こうだと10年生きれるかわからないてやつね……)


(そうじゃ。向こうではそのリスクもあるからの)


普通に日本で暮らす方がもちろんリスクが低い。

でもあの異世界での生活は

怖いこともたくさんあったけれど

とても楽しかった。


めちゃくちゃ充実してた。




「……どちらにしろ

まずはシュガーちゃんの魔力を補給ですわ」


とりあえず糖分取らせて魔力の回復だね。


「……ナミ。ゆっくり自分で考えなさい。」

「ヴィオラ様……わかりました」


(せっかくじゃ。こちらの世界の甘味を堪能させろ)


もう!この食いしん坊猫!!


「……ナミ。日本を案内しなさい」


「……!は、はい!」







こうしてヴィオラ様と猫を連れて私は


日本観光案内をすることになった。


運良く明日から土日だ。


この間にシュガーに甘いものたくさん食べさせて

ヴィオラ様に日本観光してもらって

そのあと、私の進路をどうするか決めよう……!



進学か就職かの進路を決めるところに

まさかの異世界行きが加わるという

なんともまぁ面白い話になったわけだ。



とりあえずはヴィオラ様に楽しんでもらおう!


貯金を全額おろした私はヴィオラ様とデート!

猫付き。

これはこれで堪能したいものだ。


だってそもそも友達なんていない私にとっては

日本でも誰かとお出かけすること自体が

ほとんどなかったのです。

キャッキャウフフですよほんと。



服を着替えて頂き、

カジュアルなコーデのヴィオラ様に

即悶絶する私。

改めて……なんて美人なんだこの人は。


街歩いたら二度見、三度見当たり前。

東京だとスカウトされるぞ絶対。


まず向かったのは某ハンバーガーショップ。


高級なお店には金銭的に連れて行けないのもあるが

何より食べてみてほしいと思ったのだ。


「……手で持ってかぶりつく??!

ナイフとフォークはありませんの!?」


「これはそういうものなんですよ〜」


私はクスクス笑いながら

戸惑いながら食べるヴィオラ様を堪能する。


「……まぁ、お下品なのに……美味しいですわ……」


でしょ!?

エルデシュタイン領でこれ流行らせましょ♪


シュガーはシェイクが気に入ったみたい。


「にゃー!ふにゃー!」


夢中で舐めまわしている。




「………おぉ、こここ、これが"くるま"……」


車や電車を見て目を輝かせるヴィオラ様。


可愛い〜♪



生魚を食べる文化がないあちらの世界。


回転寿司で大変恐縮だが

味わってもらおう♪


「これはぜひオズワルドに練習させましょう……!」

ニコニコ笑顔のヴィオラ様。


可愛い〜♪


シュガーはつぶあんの饅頭が気に入ったみたい。

夢中でがっついている。


「ふにゃー!ふにゃー!」






ママに頼みこむ。


「えっとね、急でごめんだけど、

ネットで知り合った海外の女の子のお友達がいて、

その子を2日ほど家に泊めてあげたいの。

ホームステイてやつ。

あ、なんか日本語は喋れる。

うん、大丈夫。お願いよ。」


ど金髪縦ロールのヴィオラ様を日本人とは言えない。


「うう……ナミがお友達を家に連れてくるなんて……」


私が初めて

お友達を家に連れてくるという行為に

いちいち泣いて喜ぶママ。

なんか癪だがまぁいい。



よし、いけた!



家に泊めることにも成功。






この調子でヴィオラ様への


おもてなし


頑張るぞっ!




ーーーつづくーーー








読んでいただきありがとうございます!


もし少しでも面白いな、

続きが気になるなと

思っていただけましたら

下の評価

☆☆☆☆☆

ブックマーク感想など

よろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ