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教会編⑤



ーーー後日談ーーー



教祖ミカエルの失脚。


最高神官ラファエルの失脚。


教会の最高権力二人を襲った事件は


瞬く間に世界中に広がる。


今回の事件は


勇者候補召喚の仕組みを

内部告発したことに。


聖女マリベルが、

病気療養中だった伝説の勇者二人を

その光魔法で復活させ、

教会の悪事を白日のもとに成敗したという


そういうシナリオにしたてあげた。


高らかに宣言をするマリベル。


「この私、マリベルが!

教祖兼聖女として

教会を引き継ぎます!」


一躍世界中の教会の

最高権力に成り上がってしまった

その聖女には伝説の勇者二人が

そのまま補佐として就任。

この聖女と勇者二人に逆らえるものは

教会にはもうおらず、

新たな新生教会として

世界に信仰を拡げて行くことになった。

掲げたのはもちろん

勇者候補召喚制度の廃止。


聖域のスキルを聖女に譲渡した勇者二人は

今後どれだけ生きていけるかわからないため、

聖域を持つ聖女のとなりにいることが

何より自分たちの延命にも繋がると判断したのである。


こうして侯爵を辞めた勇者二人は教会の新たな

最高神官として余生を平和のために捧げる。


ヴィオラ様は代行ではなくなり

正式に侯爵位を継承する。

さらには崩壊した教会本部のある

魔法都市もエルデシュタイン領地として

今後管轄することとなった。

あの時居た神官20人の中にこっそり

魔法都市の領主もいたからだ。

何かしらの癒着があったのだろうが

全員ボコってしまったので真相は闇の中。


魔法都市と霊峰とで以前の三倍もの領地を

治めることになったヴィオラ様は

西のウェストレイクを超える国内最大の領主として

王都を隣で支え君臨することになった。


また忙しくなってしまったヴィオラ様。


「8番目。魔法学園だけでなく魔法都市も

あなたが担当しなさい。」


巻き添えで担当が増えたアルベルト殿下のことは

心の底から不憫に思うがまぁ任せるのは

ヴィオラ様が信頼している証でもあるのだ。


あれ?マリベルと婚約ルートは

もしかしてもうないのかな?

うーむ……個人的にそこは応援したいな。


霊峰に居たエルフはリーベを含めて5人。


霊峰担当ふたりは

マスタング伯爵のもとに。


魔法都市担当ふたりは

アルベルト第8王子殿下の元で。


リーベはそのままエルデシュタイン家に。


と役割担当を分けられそれぞれ


ヴィオラ様管轄の領地に結界を張る。


みごとに王都に、勝るとも劣らない

第2の王都を作り上げた。







エルデシュタイン家のお屋敷ーーー



優雅にくつろぐ午後のお紅茶タイム。

後処理から新しい領地の内政と

ドタバタが続いたが

やっと一段落。



「久しぶりにゆっくりできるね〜」


ルチアとデザートを堪能する私。


ヴィオラ様の膝の上にはシュガーが

いつものようにゴロゴロと喉を鳴らしている。



そういえばもう一つ変わったことが……。


あの時ヴィオラ様たちのもとへ

助けを求めて向かったシュガーは

ヴィオラ様にだけ

このゴスロリ少女の姿を披露した。


私とシュガーは今まであの伝説の必殺技

【聞こえますか…聞こえますか…

今あなたの脳に直接語りかけています】

を使って会話をしていたのだが、

ゴスロリ少女を経由してなんと

ヴィオラ様とシュガーと私の3人で

脳内会話チャットグループが発足。


(なんですのその"ちゃっとぐるーぷ"というのは)

(あ、いや、それは気にしなくていいかと〜)

(ナミの頭の中は欲望まみれじゃ。

覗くと汚染されるぞ)

(シュガーの方が欲望の食いしん坊じゃん!)

(吾輩は魔力の供給のために仕方なく

甘いものを取っているのである!)

(嘘だね。甘いものに釣られる駄猫だよ)

(ナミ!愚弄は許さんぞ!)

(べーだ!)

(……クスクス。騒々しいこと。)



……これでわかったことがある。


ヴィオラ様は

顔に、

表に、

出さないだけで


実は


内心


クスクスと


よく笑う。


このチャットグループのおかげで

こんなギャップ萌え悪役令嬢を

目一杯堪能させてもらっている。

役得が過ぎる。


ハスハス。


まぁでもシュガーという癒しを

手に入れたおかげなんだろうね。

この最強すぎる悪役令嬢は

シュガーを愛でている時だけは

とても可愛いらしお嬢様に見えるのが不思議。


「ああ、でもヴィオラ様、もう正式に爵位されたので

悪役令嬢と呼べなくなってしまったのですか?」


「……あら?そうでして?」


セバスチャンが続く

「ご本人が侯爵ですからね、それはそうですね」


「でも、ナミは自称悪役令嬢の取り巻きなのでしょう?」


「そうです〜♪」


「なら悪役令嬢で結構ですわ」


「え!いいんですか?!」


「かまわなくってよ」


「失礼じゃないのかな?」


「ワタクシが許可しているのですから問題なくってよ

……それに」


「それに?」







「……"令嬢"って呼ばれる方が可愛らしいじゃない///」



……


……


……


……


……きゅん♡


その場にいた

エルデシュタイン家の従者

全員が


その我が主の言葉に


心を鷲掴みにされ


萌え


悶え


苦しんだことは


言うまでもない……







1人のヴィオラ様信者が目立っていたが、

いやいや、どうして、

エルデシュタイン家のみんなは

最初から

誰よりも


ヴィオラ様が大好きなのである。










(ヴィオラしゃま〜☆)


(ヴィオラしゃま〜♡)


(ヴィオラしゃま〜♪)







読んでいただきありがとうございます!


この教会編に向けて執筆を始めました。

ここで物語は一区切りなのですが

もう少しだけ書きたい物語が残っています。

キャラクター達ももう自分で

走り出していますので


もう少し読みたいなと

思って頂けましたら

ここで是非1度


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