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教会編①


王都は改めて

勇者候補【剣聖】スカーレットを中心に

魔王討伐軍を結成。


壊滅状態の隣国へ向けて出発した。




ーーーエルデシュタイン家


「思えばそんな悪いやつでもなかったな」


「惜しい人を亡くしたでございます」


いやいや!

ねえ!笑えないって!!


戦場にガチで旅立った剣聖に向けて

ブラックジョークをかます

クロウとシンシアにツッコミを入れる私。


「侯爵夫妻が戻られました」


今日はエルデシュタイン家でも会議。

侯爵と侯爵婦人が改めて話をしたいと……。


なんだか重苦しい会議になりそう……


「あらあら〜ただいま〜」

「はっはっは!みんな揃ってるね!」


「おかえりなさいませ旦那様……奥様……」


うちの従者が現状仕えているのは

ヴィオラ様だが

本来はこのお二人の従者なのだ。

つまりは私もそうなる。


伝説の勇者だとは露知らず

なんなら主であることもわかっておらず

以前お会いした時は大変お世話になりました。

私にとってもすでにこのお二人は

命の恩人なのだ。


「今置かれてる現状とこれからの目的について」

「みんなには知っておいて欲しいのよ〜」


伝説の勇者は語り出す


「間違いなく教会はまた勇者候補の召喚をする。」

「剣聖さんだけでは恐らく荷が重い」


「たいして強くないでございます」

シンシアやめなさい!


「僕達の20年前にしてもだ。

あの時の勇者候補は10人いた。

僕たち以外の8人は全員当時の魔王にやられている。」


うわ……まじか。


「僕たちも二人で手を組んだから勝てただけだ」

「ママ攻撃魔法できないしね〜うふふ〜」


「そもそもの勇者候補召喚をやめさせるのが第一。

教会は公に発表せず隠しているが

実は勇者候補召喚てのは何度も失敗しているんだ」


なんか闇深そう……


「先日霊峰のGATEが荒れたろう?

あれは勇者候補召喚の副産物なんだ」


なんと……。


「勇者候補召喚に失敗した時に

できるのがあのGATE。

世界中にいくつかあるあそこから

魔物と魔王が誕生している」


「魔王倒すための勇者候補を召喚しようとしたら

結果として魔王も召喚しちゃってるってわけね〜」


卵が先かニワトリが先か。


「つまり、召喚自体をやめさせないと

結局延々と悲劇は繰り返される」


「なぜ教会はそんなことを?!」


「もうわかってても止めれないのさ。

魔王は誕生してしまっているからね」


「教会としては魔王から人々を救って、

信仰を深めれて一石二鳥てわけね〜」


だいぶ黒いな……教会……。


「勇者候補召喚というのは博打に近い。

失敗するのも多いがその分得られる力も大きい。

さらに力を得たとしてもその分の代償もある。」


「記憶を無くすてことですよね……?」


「ナミちゃん、君のことも聞いている」


「ナミちゃんはまたさらにレアなパターンねうふふ〜」


「もうひとつあって、勇者候補はこの世界において

【イレギュラー】な存在」


「実は長生きできないのよ〜

歴史上、召喚から10年以上生きている勇者候補は

私たちくらいなのよ〜」


え!まじ?!


「たまたまママが光魔法使えるから延命できてるだけで

ホントならとっくに死んじゃってるかもよ〜」


「え!私も死ぬの?!」


「ナミちゃんはスキルを授かっていないから

別枠の可能性が高い。

前例がないので実際はわからないけどね。」


「ママ達が病気療養中って伝えているのを

教会が鵜呑みにしてるのもそれが理由ね〜」


「というのが僕たちが世界中を旅して得た

この世界の真実。教会の勇者候補召喚をとめたいんだ」


……ごくり。


どうなるんだろう。


「……実際どうするおつもりですの?」


ヴィオラ様が教会嫌ってたのなんか納得したよ。


「僕たちで教会と話をする」


「ヴィオラちゃんは万が一の時の為に控えてて〜」


「ヴィオラこそが勇者の血を引きながら

デメリットがない、本当の最後の希望なんだよ」


「そうそう〜」


ヴィオラ様最強!最強!


「……言うこと聞くとは思えませんわ。

勝算はありまして?」


「肝心の勇者候補召喚のやり方がわからない。」

「元勇者候補だったママ達で教会に協力するフリをして

その方法を聞き出すわ〜」


「難しいでしょう?」


「ああ。だが、もう時間がない。

剣聖1人になった今

勇者候補召喚は近いうちに必ず行われる」


「そういうわけだ。」

「失敗したらよろしくねぇ〜」


重い話なのに妙に軽いとこあるな……


「……話はわかりましたわ」


魔王が海を渡ってくることはないそうだが絶対ではない。

何かしらの決着をつけなきゃいけないようだ。


「聖女が来たでありんす」


「お迎えが来たね」


マリベルだ。


「エルデシュタイン侯爵。教祖ミカエル様がお待ちです」


「ああ。わかった。」


「ミカエル様からの伝言がひとつ。」


「なんだい?」


「ナミさんも元勇者候補として一緒に来て欲しいと」


「あらあら〜元勇者候補3人てこと〜?」


「はい。勇者候補召喚について、

この御三方のみお伝えしたいとのことです」


「ふむ。」


え!私!?いまさら!?


「どうしましょうヴィオラ様」


「……かまわなくてよ。

お父様とお母様がいれば危険もないでしょう」


「わ、わかりました、」


なんと私まで教会との話し合いについていくことに。


相変わらず嫌な予感しかしないけど


勇者二人がいればまあ大丈夫よね。







次回


伝説の勇者の取り巻きモブに徹します!







読んでいただきありがとうございます!


もし少しでも面白いな、

続きが気になるなと

思っていただけましたら

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