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霊峰魔物討伐編③


「魔物討伐は拙者達の得意分野でござる!」


わああああ!!


先陣を切ったのは我らが漆黒の翼メンバー。


シンシアから戦闘における隊列や

立ち回りを叩き込まれた彼らは

非常に統率の取れた戦闘をする。


盾役、誘導、近づきすぎず、攻めすぎず、

魔物討伐に特化した見事な戦術だった。


「……あのギルドの連中……やるな」


騎士団はどちらかというと対人向き。


だが、そんなことを感じさせる暇もないほどの


圧倒的な強さ。


王都騎士団の屈強さは強引にも見えるが


先手必勝というのに相応しい戦闘スタイル。


「奥義グランドクロス!!」


剣聖が、十字をきるとその先にあるものは


全てが真っ二つに切断される。


本来の防御無視の貫通攻撃に加え、


この奥義は斬撃を飛ばす。


味方は決してこの剣聖の前に立たない。


何もかもを斬ってしまうこの斬撃の前には


なんぴとたりとも立つことを許されないのだ。





そして


大剣を一閃するこの剣聖とは対照的に


二本の短刀を使い、


恐ろしい速度で魔物を1匹ずつ


確実に仕留めるのは元S級冒険者。


無駄な動きがまったくない。急所に一撃を入れる。


ただそれだけを精密機械のように繰り返す。


後方からは支援魔法が飛び交い、


魔物の動きを抑えたり、


ステータスを一時的に向上させる。


傷つき倒れていたマスタング兵たちは


聖女の光魔法に包まれ次々と回復していく。






「エルデシュタイン侯爵令嬢。本当に助かった。」


「ええ。マスタング伯爵。

よくこらえてくれましたね。

魔物を退けたら一度引きましょう。」


「感謝します!」


みんなが活躍している中

口を開けたまま、ほへーっとして

ただ見てるだけしかできない私だったが


「魔物は深夜でも関係なく攻めてきます。

昼はマスタング兵。

夜は私達。と、対応時間をわけて応戦しましょう」


私がつい、口走ったこのセリフにより

マスタング伯爵は私をこれ以降、

軍師か何かの人だと

勘違いしてくれるようになる。ラッキー♪


「慣れれば三交代、その頃には

聖女の回復魔法の負担も減るでしょう」


ちなみに日本でやってたゲームの

知識であることは言うまでもない。


よかったぁ……。


お前は何の担当だ?

みたいな目で剣聖がやたらジロジロ見てくるから

気が気でなかったのだけど、

昔よくやった防衛型ゲームの知識のおかげで

なにかしらの役に立てたかもしんない。


「よし!一度退くぞ!」


無事に魔物を退けた私達は

砦にて今後の動きの確認をする会議へ。


魔物のスタンピードと呼ばれるこの大量発生は

定期的に起きるらしいが

今回の規模はこれまでと比べて

はるかに多い量らしく

いつも問題なく退けていたという

マスタング軍たちも

今回はさすがに疲弊しきっていた。


今1番忙しいのはマスタング兵の

治療にあたっている聖女マリベル。


戦況が落ち着くまでは

無理にこちらから出ることはせず回復に専念。

落ち着き次第、次の手に動くという話で決定した。



「……剣聖。あなたのぶった斬りは味方への

巻き込みの対策をしてください。危険でございます」


「S級。お前は目の前を

小バエのように飛び回るな

目障りだ。」


ガタガタ!貴様!

なんだ?邪魔をするなと言っている!

わー。わー。


指揮官2人がなぜか仲が悪いのが気になるが


概ね問題はないだろう。





4日ほどたったころーーー


戦況はある程度落ち着いたものの


魔物の数は一向に減る気配がない。


「キリがないな。」


「いくら倒しても際限なく溢れ出てくる」


樹海の中に何かしら魔物を発生させている

原因があると踏んだ私達は少人数で

樹海の中へ調査に行く部隊が作られることになった。


シンシア。バルド。マリベル。ナミ。


え?私?!


「緊急時にやりとりが出来るように

シュガーが使い魔役として必要なのです」


くっ!シュガーのせいか!


(あのメイドがおれば問題なかろう)

(のんびりできると思ったのに!)

(死にかけてもあの回復女もおるぞ心配するな)

(……ちょ!死にかけるフラグ立てないで!)


樹海調査組は出発。


砦に残り、魔物を迎え撃つは

ヴィオラ様とマスタング伯爵。そして

剣聖スカーレット。


(やばいやばいやっば〜〜い!

ヴィオラしゃまの横ゲット!ゲット!

え!近い!すぐそこにヴィオラしゃま!

神々しい!眩しい!え、何かいい匂いする?

これが噂の!黒猫印の保湿クリームの香りか!

もう私の五感全てがあなたに夢中です☆

はぁあん、尊すぎて、気を失いそう♡)


ヴィオラ様の横をゲットして

悶え苦しむ剣聖に幸あらん事を。あーめん。



次回!樹海に待ち受けるものとは……!






読んでいただきありがとうございます!


もし少しでも面白いな、

続きが気になるなと

思っていただけましたら

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