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冒険者ギルド編③


「本日より!ギルド改革第二弾いきます!」

依頼板の前で宣言する私。

ギルドメンバー総出での会議が始まる。


「第二弾でござるか!?」

「はい!第一弾は整理整頓!今回は“仕組み化”です!」

「し、仕組み……?」

バルドが難しい顔をする。


「簡単です!

①クエストは“推奨ランクとパーティ人数”を明記

②新人は必ず“先輩冒険者”とパーティを組む

③週1回の“報告会”で成功例共有!」

「成功例共有?」

「はい!ギルメン全員の動きを可視化します!」

レオンが腕を組む。

「……可視化?」


「誰がどのクエストをしているか

依頼先はどこからか、

ギルドとしての収支と

各冒険者達の収支を、

全部発表します」


「あと、新人冒険者さんはギルドの事務のお手伝いを

率先してしてください。ミリアさんの負担を減らします。」


パァァッ……☆彡

目を輝かせて喜ぶ受付嬢。


「さらに!」

私はビシッと指を立てる。


「新人育成カリキュラム!」

シンシアを見る。


「基礎訓練、武器の扱いから撤退判断まで

漆黒の風様に期間限定で新人教育してもらいます。

なるべくクエストにも同行お願いします!」


「あの漆黒の風に直接指導してもらえるのか?」

「S級冒険者の戦闘を生で見れるってことか!」

みんなの反応は上々。


「…ナミ。私の今の任務はあなたの護衛でございます」

「わかっています。」

「あなたに何かあってはヴィオラ様に顔がたちません」

「ゴリ……シンシアさんが出ている間は

私はギルド内から出ません」


「……むー」

珍しくゴリラメイドが可愛い困った顔をする。


「外に出ないようにしますので!なんとか……!」


「……わかりました。この件はきちんと

ヴィオラ様に報告はお願いいたします」


ウオオ!

やったやった!!

ギルド内が盛り上がる。


バルドが感動している。

「拙者、感激でござる……!

これぞ統率……!」


レオンは無言。


ちなみにこれらの全ては

私が転生前にやってたゲームの

ギルドの運営の受け売りである。

別にいいよね?

真似してるだけだけど。

上手くいけば何も問題ないもん。


でも確実に、ギルドの空気は変わり始めていた。






その日の午後。

ギルド裏手の桜の木。


バルドが教えてくれたお墓の前。

前マスターの名が刻まれている。


なるほど。

桜の木の下には死体が埋まってるってね。

何の話だったっけな?

ちなみにこの世界は土葬がメイン。


「おー、ここか!」

大きな声。

振り向いた先には。

でっかい。

熊みたい。

いや、熊よりでかい。


旅の人かな?

50代くらいの夫婦?


「こんにちは。お墓参りさせてくださいな〜」

隣の女性が微笑む。

ゆったりしたローブ。

柔らかい目元。

でも芯がある。


「あらあら、まぁまぁ、可愛らしいお嬢さん♪」

私はぺこりと頭を下げた。

「ナミです!」


「僕たちは昔、前マスターにとても世話になってね!」

とても感じのいいこの夫婦は

旦那はエド。

奥さんはシータと名乗った。


2人は世界中を旅しているらしい。

セカンドライフに夫婦で気楽な旅とか

めちゃくちゃ憧れるなぁ!最高だね!


でも、この世代の夫婦を見ると、

私はつい、日本のパパママを思い出してしまう。


うぅ…!……パパママもし、日本に帰れたら

必ず親孝行するからねっ!


なぜか涙ぐんでる私にシータは

不思議そうな顔をして

優しく頭を撫でてくれる。


「あらあらナミちゃんどうしたの?」


むちゃくちゃ癒される。

わかった!この人あれだ。


あらあらまぁまぁお姉さんキャラだ!


理想のお母さんお姉さんキャラNo.1(ナミ調べ)

みんなの癒しキャラ!間違いない!好きです!

「あらあら〜」


そして無駄にクマほどデカイ旦那の方は

対照的に多分"子供"だ。

歳だけくった

体は大人。

頭脳は子供の人。


「嬢ちゃんは何してるんだ?」

「ギルド再建担当です!」

「は?」

「マスター変わって大変なのでお手伝いです!」

「あらあらまぁまぁ、まだ若いのに偉いのね〜」

「なんて立派な嬢ちゃんだ!僕は君を尊敬するよ!」


パパとママって呼んでいいかな?



一方その頃ーーー



「ふざけやがって!……何が可視化……!!」


証拠隠滅を

はかる謎の人の影……


「……仕方ない。もうあの女消すしかないな……」



ギルド再建成功させようと

頑張る私に迫る危険……


渦巻く陰謀……


そして明かされる真実とは!?



犯人は……


この中にいる!



テレテーレー♪テレテーレーテテー♪







読んでいただきありがとうございます!


もし少しでも面白いな、

続きが気になるなと

思っていただけましたら

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