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レディース異世界満喫禄  作者: 日の丸


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この国からバックレる!!

ノック音の後エミットさんの声が聞こえたのでミズキがドアを開け中に誘う。


「どうぞエミット様」


ああああああああ!ミズキに囲い込みの事を話して無かったから中にエミリアさんを入れちゃったよ!!!

でもほら囲い込みに来たって事じゃないかもしれないから。


「話は聞いてるよ大活躍だったらしいな?今日来たのは軍部を預かる者として此処に来た」


どうやらケインが予想したような事は起きないようだねホッとしたよ。

あたしの向い側にあるソファーにエミットさんが座った所で、ミズキがテーブルに紅茶を置く。


「で?どうしたのさ?」


「礼を言いに来た、聞けばガイアスの砦にいる兵を殺さず捕らえてくれたそうだな」


「うん」


上に従って後戻りできない奴もいそうだったし、今回の侵入作戦が一番被害が出ないと考えてそれを受講した。


「軍では上級兵士はともかく下級兵士は上に従わなければならぬ・・・・・が軍内部での暗黙の掟、みたいのがあるからな、レンのお陰で個々に面談して国に尽くす者か反発する者かを確認することが出来る、それだけでも救える命はある、助かった」


まあいきなりガイアスの砦に居る全ての兵士を死刑!ってものも軍的に大打撃なんだろう、それを回避するために、個々の面談って事だろう。


「ここいら辺はもう大丈夫っぽいけど王都から離れた所は大丈夫なの?」


「東側は大丈夫だ、ディレス殿が王都に向かってくる時に確認しながら来たと言っていたからな」


って事は問題は西側って事か、確かアンデュー・ティネスを送り込んで来たなんちゃら伯爵ってのが【グリフォン】の幹部っぽかったよね?まああたしには関係ないけどね!!


「エミットさん、あたしはガイアスの砦に戻るよ」


「え?もう奪還作戦は終わったのだから王都で過ごすんじゃないの?」


「部下を置いて来たからね、部下に用事があるんだよ」


そう!行くか行かないかを聞いてさっさとこの国からバックレる!!


「そうか、レイオスは連れて行くか?」


「いいや?あたしのパーティーだけで行く」


その方が気楽でいい。


「わかった兄上には伝えておく、今回は本当にありがとう」


「役に立てて良かったよ、デュナスさんによろしく言っておいて」


王都からガイアスの砦までの移動時間約四日のんびりと行こう!あたしこっちに飛ばされてから働き過ぎだと思うんだ!

エミットさんを見送った後あたし達は王都を出てガイアスの砦に向かいのんびりと歩ていく。


「なんか忘れてる気がするんだけど・・・・・」


何を忘れてるんだっけ?大事な事の気がするんだよね・・・・・まあそのうちに思い出すだろう!

流石に【グリフォン】がここら辺の盗賊共を戦力として組み込んだ為か盗賊共が出ないまま旅は何も起きる事無く無事に終わった。


「まあ一週間かそこらで変わる訳も無し」


ガイアスの砦は王都に行く前と変わらず聳え立ち、その姿をあたしは見上げながらブツやいてしまった。


「レン様が帰ってこられた!開門せよ!!早く!!」


・・・・・・・うん・・・・・なんかあたしに対する皆の態度が変わった気がする・・・・喜んでいいのか悲しんでいいのか・・・・・・・・・・・・・どっちだべ?

なんて現実逃避気味に考えていたら門の守りを任されているであろう兵士達が急いで出てきて並んだ後敬礼をして・・・・「「「「「お帰りなさいませレン様!!!」」」」・・・と声をそろえて言い放った。


「・・・・・・・・・ただいま」


ねえ皆で隠れて挨拶の練習をしてたの?息ぴったりだったよ!!



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