いいや温泉の為に!!
【ウォルムの災厄】から3か月経ち、魔物の活性化【大災害】も落ち着き【スタンピード】で溢れた魔物達も大方倒せたと判断されたのが昨日、ウォルムは各町や村へのこの先一年は支援は続けるとも同時に発表した。
あたしの方では【カグヤ商会】と食事処【蒼き鷹】がオープンし、それともう一つ!!なんとシリウスが妊娠したのだ!!これでギンガはお父さんだよめでたいね!!
そして商会関係が落ち着いたのであたしは前から考えていた【レン一家慰安旅行】を実行すべく我が家の大人組をリビングに呼んで計画を発表する。
「皆で【バウダック王国】に行こう!!!」
あたしの言葉にシン達はニコニコして、エルスさん達はため息をついた。
「レン様いきなり何を言い出すんですか?【バウダック王国】に何をしに行くのです?」
戸惑いながら聞いてくるエルスさんに笑いながら答える。
「エルスさん達にお世話になってるからね慰安旅行だよ、皆で温泉に入るんだ!」
あたしの言葉にエルスさんが驚いた顔をした後に頭を下げた。
「ありがとうございます、気にしなくてもいいのですよレン様、私達は好きでやっているのですから」
「それはわかってるけど、たまにはいいじゃん?皆で楽しむのもさ?」
「分かりました私達も楽しませていただきます、それで【バウダック王国】にどうやって行くのですか?陸路だと七ヶ月はかかりますよ?」
「もちろん【転移】で、ギド様が近くにあるポイントを教えてくれたから」
「・・・・・・・はい?」
エルスさんが固まった後笑顔で首をかしげてのでこの前の事を話した。
「教会に行った時ギド様も居たんだよ、その時に理由を聞いた後にお礼って事で【バウダック王国】が温泉で有名なのを聞いて、その場所を教えてくれたんだ」
「・・・・・そうですか、それでいつ出発を?」
何でため息をつきながら聞くのかなエルスさん?いいじゃん苦労せずに移動できるんだからさ!!
「フィーナも誘おうと思ってるんだ、あの子の都合とエルスさん達の用意が終わり次第かな?それと先に言っとくけど【バウダック王国】に拠点を買うか作るよ?これは決定事項」
いつでも温泉に入るためには、やはり必要だべ!!理想は自宅に温泉!幸いお金はあるからね!
「【バウダック王国】にも【カグヤ商会】を?」
「いいや温泉の為に!!」
だからエルスさんため息をつかないように!
「分かりました、その時は私も一緒にギルドに行きます」
それは助かる、どんな物件がいいのか一番エルスさんが理解しているからね!!
「じゃあ明日あたしはギルドに顔を出してくるよ、その時にフィーナが居たら声を掛けておく」
アズエルのギルドに顔を出した後、王都のギルドにも顔を出すつもりだ、今まで忙しく行けなかったけど【スタンピード】の情報は伝えておいた方がいいし、何より前にあたしが【封印】したダンジョンに関して気になったのだ。
あたしは【蓋】をしただけなのだ、中はどうなってるのかが気になった。
・・・・・・本当は行きたくないけど!!
「・・・・・て訳だべ、アズエルもこの情報、しっかりと周知させておいた方がいいね」
あたしの向いに座る三人のアズエルのギルマスにウォルムで起きた事、そこから得られた情報を伝えた後、用意してもらったお茶でのどを潤す。
「分かった、アズエルの管理するダンジョンは全て攻略済だからコアの様子を見てこさせよう」
「私達商業部は非常時にどう動くのかをマニュアル化した方がいいでしょうね、そのほうが混乱しなくて済むし、物資の手配も楽になるわね」
「職人部門に関しては、事が終わった後の手配に関してだな、もし事が起きた場合職人が必要となるからなそれを事前に決めておこう」
それぞれの部門でやるべきことをお互いに言い合いこれからの事、今できることを決めていく。
起きた事を参考に対策を練る、それは過去の犠牲を無駄にしない事を意味する、それはとても重要な事だと思う。
もう犠牲を出さないように。
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