もうね場違い感満載だよ!!
「突然の【スタンピード】・・・・突然の【大災害】・・・・・・親が巻き込まれ、子が巻き込まれ、友が巻き込まれ帰らぬ人となった・・・・・だが!我々は生きている!いや!生き延びた!我々を守る為に戦い散っていった者たちが!我々を救ってくれたのだ!だからこそ!!生き延びた者たちよ歯を食いしばり今を生きよ!巻き込まれて散った者たちの為に!守ってくれた者たちに報いるために生きよ!!我々ウォルム王家はその手助けをしよう!立ち直るその時まで!・・・・・・・・そして皆が笑い合う時が来たらその時また集い英霊たちを称え合おう!」
後日【ウォルムの災厄】と呼ばれるようになった出来事が収束の兆しを見せた為に王家と10神教が主催した鎮魂蔡を開催し、まずは国王の話の後に神の巫女の慰霊の儀を英霊たちに捧げる。
「・・・・・疲れた」
あたしはただ突っ立っていただけだったけどそれだけで疲れた。
あたしはアクスとハンナさんに『【スタンピード】を抑え込んだ張本人が出なくては王家の面子が立たん』と言って参加させられた。
もうね場違い感満載だよ!!
「すまぬなレン、乗り気ではないのに参加させて」
アクスとハンナさんがエルフィを引き連れてあたしの所にやって来た。
「お疲れ、エルフィ流石巫女様だね」
「えへへへへ」
今のあたしの癒しですよ!エルフィは!!可愛いなぁ!!
「なんだ知り合いか?紹介しようと思っていたのに」
アクスが残念そうに肩をおとしたので笑いながらネタを話す。
「この前の【祈りの儀】で知り合ったんだよ、あたしはメイシェル王国の巫女の護衛だったからね」
「なるほど」
納得顔のアクスを横目にエルフィと話をしようとしたらハンナさんが『ここで話すよりも部屋で話したほうが落ち着くでしょう?』と言って城内の部屋で話すこととなった。
「改めてすまなかったな、あの場には我が国の貴族もいたのでな迂闊な事は言えんかった、だがこれでお主を取り込もうという貴族はおらんだろうな、俺とあれだけ親しくしていたからな」
なるほどあの場でアクスが貴族共に牽制してくれたんだ、ありがたい!!
「ありがとう」
「これくらいで礼を言わなくていい、お主には返せぬほどの借りがあるのだからな」
気にしなくていいのに真面目だねぇ。
「あ!そうだエルフィ、前に約束してた一緒に街を回るって奴この後行こうか?」
「いいんですか?嬉しいです!」
一仕事終わったんだからご褒美に一緒に楽しもう、それと・・・・だ!
「あとアクス、もう少ししたらあたしメイシェルに戻るから、たまに顔を出すよ」
「むぅ・・・・やはりウォルムをホームにはしないのか?」
「アズエルにあたしの家族がいるからねその気はないよ、ケインから聞いてるんでしょう?あたしの魔法?」
「ああ、聞いている」
「月一でウォルムに来るよ、食事処と商会の事もあるしね」
あの後エルスさんに聞いたら【カグヤ商会】は一か月後にオープン、食事処に関しては3か月後になるそうだ。
だからしばらくは行ったり来たりを繰り返す事になると思う。
それが落ち着いたら【バウダック王国】に皆で温泉に入りに行くんだ!!エルスさんやポーラ、テレスも誘ってね!!・・・・・あ!フィーナも誘おう!!
その後少し話して城を後にした。
「えへへへへ久しぶりのシリウスちゃんの背中」
歩き回ると思ったのでシリウスにお願いしてエルフィを背に乗せてもらった。
エルフィはギンガよりもシリウスの方が好きなんだよね、背中ではしゃぐエルフィを見つつのんびり街を歩きながらエルフィと話、買い物をして過ごす。
やっとのんびりとした時間が帰って来たと、この時に思った。
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