はっ!確かに!!
「そういえばフィルミナ、一つ聞きたい」
「ん?なに?」
お互いの無事を喜んだ後、気になったことを聞いてみる。
「ダミアス・アークって知ってる?」
先程の戦い、フィルミナの戦い方が彼の戦闘スタイルそのものだったからものすごく気になったのだ。
「ダミアス・アークを知ってるの?その人は私のお師匠様のお父様よ」
うわ!!なんか凄いつながりだね!!
「で?何で知ってるの」
あたしは【闇の世界】で彼と戦った事、その後の彼の行動を彼女に伝える。
「そう・・・・・ダミアス様は60歳の時行方不明になったの・・・・・【闇の世界】に行かれたのね」
フィルミナが瞳を閉じてがっかりしたように呟く。
つーか60歳で【闇の世界】にダンジョンアタックって元気すぎるだろう剣聖さん!!
「でもあなた達との戦いで満足されたのならばよかったわ」
「とても勉強になったよ、彼の技も使えるようになったしね」
「え?」
ん?フィルミナ?何で笑顔で固まってるのさ?
「・・・・ねえレン・・・・・・聞き違いかしら?ダミアス様の『技』を使えるようになった?って聞こえたんだけど?」
「うんかなり練習してやっと使えるようになったよ、あの連撃って一種の芸術だよね」
ダミアスさんの使った連撃は流れるように、そして激流の様に攻撃を繰り出していた、あれを編み出したダミアスさんに敬意を!!
「・・・・本当に使えるようになったの?」
「うん・・・あ!ちょうどいいや見てて」
スケルトンナイトの群れが丁度来たのでその群れに飛び込みダミアスさんの技を使い倒していく。
あたしの逃したスケルトンナイトはライが倒してくれて、群れを倒すのに10分もかからなかった。
「ふぅ・・・・・・」
よかったよ全部倒せて!【闇の世界】の時みたいにこけなかったし!!フィルミナが見ている時にこけたらもうウォルムにはこれなくなるからね!!恥ずかしくて!!
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ん?フィルミナ?何で固まってるのさ?
「おーい!フィルミナ?どうしたのさ?」
「・・・・んで・・・・」
は?
「何で10連撃の後に三段付きがあるの!!10連撃で終わりのはずよ!」
ちかっ!!顔が近いし!怖いよフィルミナ!!
「何でってダミアスさんがつかったのを真似しただけだから、文句はダミアスさんに言って!」
あたしの言葉にフィルミナがはっとなり頭を下げる。
「ごめんなさい、私が師から教わった【流星】は10連撃で終わりなのよ、だから少し取り乱したわ」
教わったのと違えば確かに慌てるよね、まああたしのせいじゃなくてよかったよ!!
「でも本当に使えるのね」
「うんダミアスさんの戦いをずっと見ていたからね」
あたしの言葉に深いため息をつくフィルミナ、なんだろう・・・・あたしの周りは同じようなリアクションをとる人が多いよね?何でだろう?
「あのねレン・・・・見ているだけで覚えたとか普通は無いのよ?」
・・・・・・・はっ!確かに!!
「まあ世の中にはそういう事を出来る人きっとまだ居るよ!」
「いないと思うわ」
世界は広いんですよフィルミナさん!きっといますよそんな人も!!
「まあそれはいいとして、レンはこれからどうするの?」
「ん?あたし達もここらへんで魔物の討伐をするよ、かなり厄介なのもいるからね」
「そっかそれは助かるわ、私は彼女達とそのままパーティーを組んで討伐を続けるわ」
あたし達が話をしていた時に少し離れた場所で休んでいる二人組を見て微笑んで言ってきたので頷く
「分かってるよ、さっきの戦いも安定していたし、いいパーティーだね」
「まあこの非常時の時だけの臨時のパーティーだけど、いいパーティーだと思うわ」
「こういう時の出会いって大事だしね」
非常時だからこそ信頼できるかどうかがわかるってのもあるしね。
「そうね、こういう出会いは大切にしないとね」
フィルミナの笑顔にあたしも頷く。
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