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ひとパ☆  作者: いかや☆きいろ
冬に向かって
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寒くなってきました 17

 今日も二話です。毎日よく続きますね。



 夕ごはんです。みんなそれぞれで暮らしてましたが宴会場に集まりました。立食ですね。


 アンナさんのブリと私のタイとイシダイですが、まずはイシダイを中心にお刺身に。甘エビや貝もおまけでのってますね。


「おお、イシダイうめえ。コリコリしてるな」


「高級魚よねえ。ゴクゴク」


「はえーよ」


「タイも甘ーいでーす!」


「なんやごうせいやなあ。元の魚がデカいからやな」


「これはお寿司にいいかも」


「いくらでも食べられるよー!」


「ホッホッ、美味いのう!」


「筋肉にしみるぜっ!」


「筋肉が肥大する!」


「うめえ。そもそも包丁が違う」


「うんうん、大将のお刺身は最高だよぉ」


 厚いお刺身ですが臭みが少なくて上品に仕上がってますね。美味しいです。ライムチューハイでいただきます。


 次に来たのはブリの塩焼きです。人数分作れるとかすごい大物ですよね。もちろん女将さんと大将の分も。まだ余ってるらしいです。そちらは煮つけです。イシダイは唐揚げに。タイはお持ち帰りになりました。やったね!


 ブリの塩焼きをいただきます。適度に脂が落ちていてくどさがありません。アイちゃんじゃないですが飲めます。もぐもぐ。チューハイをきゅうっと。ゴクゴク。晩酌もありますので飲みすぎてはいけません。今夜の晩酌は私がおつまみです!


 私をつまんではいけません。男性陣は夜釣りをするので飲めません。私たちは明日帰りますので。アイちゃんのお弁当までスタッフ任せです。ありがたや。


 さて、煮つけと唐揚げも食べましょう。くう、お酒が止まらない! 唐揚げは晩酌でも使いましょう。元が五キロもあるのでまだお持ち帰りできるくらい余ってます。


 魚だけでお腹いっぱいです。ブリも余っているらしくお客様に分けて配るらしいです。


 ばあん、と宴会場の扉が開きました。


「ワシも! 混ぜてって! 言った!」


「道心さん! ようこそ!」


「アカネが権力にこびた!」


「お父様はうるさいですわ」


「どーしんさん面白いでーす」


「なんだいまたやかましいのがきたねえ」


「また! 和泉のだけ! ずるいずるい!」


「子供かい!」


 仕方ないので道心さんも混ぜます。権力。なんでもありません。めんどうくさいので自分では権力いりません。他人の権力で生きていきます。寄生最高。


「あれがこの県一の権力者なんだよなあ……」


「いい筋肉してる」


「マッソー?」


「マッソー!」


「うちに食いに来そうだな……」


 お客様がさらに増えますね。


 なんで私がこんなに人気なのかわかりません。巧遅は拙速に如かずだそうで、私は経営陣に人気らしいです。私も丁寧さはお客様の気分を損ねない程度で速さを重視してますけどね。


「神速だもんなあ……」


「まあな、あれは及ぶ気がせえへん」


「積み上げたものが違うのよ」


 まあ接客しかできませんけどね。しかも仁だけ。


「唐揚げ美味しい」


「アイちゃんずっと食べてる! おひつ三つ転がってる!?」


 量が多いのでさすがにアイちゃんも満足なようです。余ったお刺身とかも各人でお持ち帰りできます。うちはタイをたくさんもらったんですがブリももらいました。イシダイはみんなに配ります。ブリ二十キロはガチで多いですね。


 道心さんは刺身をつついては感涙し煮つけをほおばっては雄叫びをあげています。カズコさんがずっとうるさそうにしてますね。飲んでるので楽しんではいるようです。


 私ももう少し焼き魚とか食べますか。


「やっぱ刺身美味えな」


「唐揚げもいくらでも食べられるわ。ゴクゴク」


「飲むな」


「うーん、唐揚げの下味学びたいでーす」


「まねできませんよね」


「せやなあ。なんとか作りたいんやけど」


「いくつも一般のレシピとは違うところあるからねえ」


 そう簡単にはいきません。大将も奥の手は教えてくれませんからね。わかってるのはグラニュー糖やワサビを使ってることくらいです。なにか出汁も使ってそうなんですよねぇ。


「唐揚げもうーまーいー!」


「道心うるさいぞ!」


「美味いんだもん!」


「もんとか言うな気色悪い!」


 そんなにぎやかな感じで夕食会も終わりました。






 毎日お疲れ様です。



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