寒くなってきました 3
ブランデー飲みたいな。
「ちなみに温泉は再来週、陽光亭にみんなで泊まりますわよ。土曜の夜から月曜の朝まで泊まりましょう。アカネちゃんやアイちゃんはこちらで送り迎えしますわ」
「二連泊! 楽しみです!」
「朝から釣りでーす!」
「美味しいものたくさん食べたーい!」
「もちろんですわ!」
「楽しみだなー!」
さて、晩酌ですね。晩酌はアラレとかも用意されてますがメインはお酒です。
「アカネ、ブランデーいってみるか?」
「いいんですかそんなぜいたく」
「いーのいーの」
「えんりょはいりませんわよ」
「いただきます」
「いい香りでーす」
グラスの脚を持ってゆっくりと回し、香りを楽しみます。いい香りです! 少し口に含み、鼻から息を抜きます。ふわあ。
「何故か甘く感じますね」
「糖質は入ってないのにな」
「とってもフルーティーでーす」
「口当たりも滑らかね」
「もぐもぐもぐ……先に寝るね! おやすみ!」
「おやすみなさいアイちゃん」
「おつまみガッツリ食ったな。おやすみー」
「アイちゃんおやすみーでーす」
「おやすみなさい」
ブランデー気に入ってしまいました。お酒を飲むためのお酒なのでひとパには向かない?
おつまみ次第ですね。ゆったりした時間を演出するにはいいと思います。チェイサーに温かい麦茶を飲みます。舌をリセットする目的らしいですね。脱水症状を和らげる意味もあります。寝る前にスポーツドリンクを飲むと二日酔いを防げる話は聞いたことがあります。私は朝に散歩中に飲みますね。
一杯三十分かけて飲むお酒です。サヨリさんもゆっくり飲んでますね。優雅です。初めてお嬢様にみえます。
「お嬢様の自分、嫌いですから」
「そうなんですねぇ」
「山犬みてえなのも似合わないけどな」
「そんなにひどいです?!」
「山犬じゃなくてうわばみですね!」
「そのまんまじゃねーか」
「ヘビは苦手ですわ」
「お魚も似合いまーす」
「釣られませんわよ」
おつまみも少しずつつまみます。たまにならいいかもしれません。
ゆったりと時間が過ぎていきます。
「これ一杯終わったら普通に酎ハイ飲みますわ」
「たしかに私らには似合わないな!」
「しっとりよりにぎやかですよねー」
私たちは居酒屋でやんちゃに飲むのが向いてますね。ひとパの方がこのお酒はいいのかも。チェイサーもビールとかでいいみたいですし。
おつまみもチョコレートとドライフルーツです。うーん、いいですね。安いキャンディーもいいとか聞いたことありますね。
チョコレートとブランデー、いいなあ。香りが融合しますね。
ブランデーは熟成した期間でも飲み方が変わるそうです。長期熟成したものは飲みはじめまで時間をおいた方がいいらしいですね。
まあ私には似合わないかもですね。安くすませたい人なので。たまのぜいたくはいいものです。
「安いのですけどおみやげにどうぞ」
「ほんとですか? ありがとうございます!」
新品一本もらってしまいました!
いつかゆったりひとパしましょう!
「ん、……ふう、いいんだけどな、自由に飲めば」
「そうですわね」
「いいんですかね? チョコレートもらいます」
あー、美味しい。白ワインよりさらにヤバいですからね。気をつけましょう。
「んー。今月はまた温泉だっけ。なんかゲームするか?」
「よりやばいゲームなら」
「こえーよ」
「アカネちゃんは発想がすごいですわね」
「それで、なにするんだ?」
「サンドイッチ」
「量がすでにいつもの倍以上!?」
「巻き寿司の再来ですわ」
まあ巻き寿司もヤバかったですね。
「ドライフルーツもらいます。もぐもぐ。ブランデーを、ちゅる、ふう、んー! かおりがいい!」
とてもフルーティーです。甘く感じますが糖分はゼロです。あとから足したりはあるらしいですが。蒸留するさいに砂糖はおいてけぼりなわけです。
「あー、疲れが抜ける気がする」
「肝臓はつかれてそうよ」
「でもたまにはゆったりもいいですね」
「とってもリッチでーす」
「チョコレートを、うん、甘え」
「ん……。いいですわね」
「ガーッと飲みたい時は向きませーん」
「ゆったり飲めばいいですよね」
帰ったらぜったいやろ。二日休みの時とか。
明日も休みだ。人が多いしね。土曜はまたたっぷり働こう。
禁酒してます。




