表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
骸骨軍団  作者: ブルーベリージャム
79/111

74話 魔人スーニャ

俺はメリッサと情報確認の為に話し合った。


やはり、俺の狙っている"魔王"とメリッサの"魔王"は別人のようだ。


俺の知っている"魔王"は闇魔法の使い手で、神霊界、冥界から幽鬼を呼び出し使役する事を得意としていた。

メリッサの"魔王"は弱っている人間に対し、自らの魂の力を分け与える事で従属させる事ができるそうだ。

俺のスキル『不使者生成(吸魂・授魂)』に似ている。


従属させられた人間は魔人となり、特殊な魔法の力を有している。

俺を襲った転移魔法の暗殺者の事を伝えると、それはアニタという魔人だそうだ。

そして、「城」の地下で小鬼どもを作っているのが魔人スーニャ。


ついでなので、魔人についても聞いた。


メリッサが魔人になったのは数百年前。

"魔王"には数十人の魔人が従っていた。

彼らは人間相手に戦い、人間の国を滅ぼすのを愉しんでいた。

やがて海を渡ってこの大陸に来た。

大陸中央部の人間社会を破壊して廻り、次の大陸へ渡ることとなった。

その時、ほとんど手付かずであった大陸北部と大陸南部の食べ残しを処理するために、数人の魔人がこの大陸に残った。


メリッサと仲間の魔人は飛空挺に乗り、大陸横断山脈を避けて海上から大陸南側に降り立った。

それが、この場所だ。


その後は魔人リリィがリーダーとなり、人間相手の遊びを継続しているという。



リリィ。主なスキルは『誘惑』

エリーザ。主なスキルは『魅了』

スーニャ。主なスキルは『傀儡(くぐつ)

アニタ。主なスキルは『有視界転移』

メリッサ。主なスキルは『魔力操作』


以上の5人が魔人だ。

俺に暗殺を仕掛けてきたのはアニタだな。

見える範囲であれば、どこにでも瞬時に転移できるそうだ。


骸骨軍団が倒した小鬼どもはスーニャが作った傀儡(くぐつ)、泥人形だ。

泥人形とはいえ、生物と見分けが付かないような仕上がりになる。

泥人形は戦闘だけでなく、魔人城の地下坑道での採掘、鉄の精錬、武器の製造などの作業もしているそうだ。


メリッサは『魔力操作』を行い武器への魔法付与、泥人形の強化などもしていたという。


待て。

それは重要な情報だ。

メリッサに依頼すれば魔法防御の鎧や魔法剣が作成できるのか?


「できるよ。素材が良ければだけどね。」


それは朗報だ。

俺はメリッサに骸骨騎士と剣士の装備の確認と強化をお願いした。


さて、約束の日まで後6日だ。

長いな。


■■■


【 魔人 スーニャ 】


ちょっと、ちょっと、ちょっとぉ。


私の人形たちがやられちゃったのぉ。


そんな。


あー、痛いのは分かったから、そう喚かないでよ、アニタ。


そうね。私ならあなたに新しい目を作ってあげられるわよ。


じゃあ、そこに横になって、あー、こっちよこっち。あなた、周辺感知で周りぐらい見えるでしょ。


見えないの?目が良かったからって、少しは使うでしょ。


あー分かりました。やりますよ。


じゃあ、いい?リラックスして、眠って頂戴ね。大丈夫、目が覚めたら終わってるから。


ふぅ、静かになった。100年ぐらい眠らしておこうかしら。


でも、これ、やばいわね。


『退魔の光』は聖属性魔法。私たちの天敵。

ル・ゴール帝国に使い手が現れたならば、リリィが排除するはずだけど、まさか骸骨が使ってくるなんて。


"魔人城"は持ちそうにないから廃棄ね。転送の間は潰しておきましょう。


さて、困ったわね。


リリィに連絡を取りましょうか。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ