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骸骨軍団  作者: ブルーベリージャム
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26話 軍団構成を考える

次は骸骨剣士だ。

彼らは領都守備隊であった者と戦いに巻き込まれて亡くなった人間達だ。

彼らは騎馬戦の訓練を受けていないので、骸骨剣士の区分とした。

それに、彼らは武技を持たない。

個人技術の剣・槍・弓・盾の扱いを訓練し、集団戦を覚えてもらう。

100名の戦力は十分に期待できる。


そして、骸骨騎士達だ。

ノールデア領領都騎士団183名。残念ながら6人の魂は天に召された。

デ・シーム騎士団107名。

ル・ゴール帝国騎士団6名。

彼らの加入で骸骨騎士団は438名になった。

さらに、屍人騎士、屍人剣士、骸骨魔法操兵がいる。


問題は骸骨軍団の編成だ。

3人の騎士団長がいるので、3軍構成も考えられる。

だが、これでは1軍の層が薄すぎる。

それに、まだまだ軍団の拡張作業が必要だ。

つまり戦闘に際しては俺が現地に居て「吸魂」する必要がある。

よって、現在のところ軍団を分ける意味がない。


さらに、ノールデア領領都騎士団上層部の評判が悪い。


騎士団への入団は領内の男性が希望すれば入れる訳では無い。

入るには、武技または魔技が使える必要がある。

魔技持ちは帝国騎士団への選出もあるが、シグスのように地元の騎士団に出戻りする者もいる。


騎士団は下部組織として 「道場」を持っている。

これは6歳から10歳までの子供に剣技を教える場所だ。

子供たちはここで腕を磨き、魔力を伸ばし武技を習得し、騎士団がスカウトする。


スカウトされなかった者は守備隊に入るのが一般的のようだ。

だが、そんな彼らの中にも後に武技や魔法を取得する者がいる。

デ・ルーの街のルークの様な奴だな。

彼らにも騎士団に欠員がでれば加入する機会がある。


つまり、騎士団員は実力者であり、選抜された者だ。

彼らには矜持(プライド)がある。

だからこそ、彼らの上に立つ者も実力者でなければならない。


ノールデア領領都騎士団団長ハインザードは実力者だ。

だからこそ騎士団団長になったのだが、彼は指導者ではなかった。

剣技に優れていたが、他者を指導できなかった。

その彼の補佐として副団長のエバンツとモーザンがいた。

彼らは、残念ながら実力者ではなかった。

ハインザードに追従していた男達で、ハインザードが騎士団長になった時に副団長として取り立てられた。

そんな彼らが任命した6人の隊長たちも、残念ながら平凡な実力だ。


ノールデア領の騎士団がル・ゴール帝国の召集に応じて魔獣の大群と戦ったのは20年前。

この20年で少し、騎士団のあり方に緩みが出てきていたのか。

そして、それを許したのはノールデア侯爵か、ルチーム伯爵か。


彼らはシグスの配下に加えて鍛えなおそう。


シグスは、その20年前の戦いを経験した古参だ。

彼はそこで活躍し、ル・ゴール帝国騎士団での厚遇を断って、故郷のデ・ルー騎士団団長となった。

彼の配下は皆、彼を尊敬している。


デ・シーム騎士団長のタバーニは20年前の戦いに参加できなかった。

なので、シグスを尊敬しつつ、ライバル視している。

彼はオズマ、ガナベルに次ぐ3番目の中隊長にしよう。

オズマに1番隊と2番隊、ガナベルに3番隊と4番隊、タバーニに5番隊と6番隊を任せる。

分隊内は10人の班を作らせ班長を置く。

1分隊10班100人を最大人員として、拡張していこう。


タバーニは騎士団長だったので白マントだ。

シグスの下に付けるので青マントに変更も考えたが、そのままとした。

敵からすれば白マントが俺とシグスしかいなければ、これが目標の目印となる。

なので白マントも青マントも付けていた者は今後も付けて良し、だ。



最後に俺のスキルについてだ。

俺のスキルは「不死者生成(吸魂・授魂)」だけだった。


だが、ある骸骨騎士を「授魂」した時、俺にスキルが増えた。


武技『剣の連撃2』。


その時「授魂」した骸骨騎士の所持スキルが武技『剣の連撃2』だ。

どうやら、俺は一定人数を「授魂」するとその時の骸骨が所持するスキルを得られる。または、同一スキル所持の骸骨を何体か「授魂」したらそのスキルを得られるようだ。


すると、俺が10万、さらに50万、そして100万の骸骨軍団を揃えた時、俺はどのような存在となっているのか。

楽しみだ。


だが、一方で不安もある。

このスキル取得を目標にするならば、骸骨軍団の魂は武技持ちか魔技持ちが望ましい。

すなわち、守備隊の人員の魂は対象外となる。


魂の質と量。

選抜すれば、軍団の拡張は鈍る。だが強い。

そうでなければ、軍団は増大する。

軍団員の質は玉石混合となるが、その数は圧倒的だろう。


だが、騎士団に加え守備隊も街からいなくなれば、人々の生活は魔獣に脅かされる。

それは、俺の望みではない。


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