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骸骨軍団  作者: ブルーベリージャム
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24話 デ・シーム騎士団撃破

シグスの指示で骸骨軍団が動き出すと、デ・シーム騎士団も動き出した。

「中央突破、左転身!騎士団突撃ー!!」

馬の足音に紛れているが、丘から吹く風に乗って、相手の作戦がまる聞こえである。


そうか、我が骸骨軍団は気勢の掛け声など挙げないから、相手の声が良く聞こえるのか。


さて、こちらは横陣から左右に配置したタワーの3番隊とドットの4番隊が先行し、続いてマルクトーの2番隊とサンシャの5番隊が動く。

デ・シームの騎士団が左前方の丘に現れたので、斜線陣の様な相対であったが、まだ距離があるので、それほど問題にならない。

両翼がデ・シーム騎士団を包囲する形で伸びていく。

この包囲網が成立するためには、中央突破を図る奴らの先陣の勢いを止めなくてはならない。


中央に配置していたベニーの1番隊とメイヤーの6番隊がシグスの前面に3重の盾の壁を築く。

乗り捨てた馬達がこちらに帰ってくる。


1番隊の数人が弓を構えたところにウィンガーが風を送っている。


「うおぉぉぉーーー!」

ドガガガガガッ!!


すごい音がして、デ・シーム騎士団の先頭が盾壁にぶつかる。

十数頭の馬が転び、騎士達が落馬する。


おっ、白マントが乗り越えてきた。

シグスの正面、騎士団長同士の激突だ。


シグスの奴は相手の槍の柄を斬ったようだが、その槍先は肋骨に刺さってないか?

大丈夫なようだな。


相手の騎士団長は、俺の前方を横切る形で右手に馬を駆けて行く。


ボフゥ!

レッドの火球が白マントに向かう。

と、同時にボルトが駆け出した。


先陣で盾の壁を突破したのは10騎もいない。

残りは盾の前で止まり、止まった者は味方の前進を阻む。


テラーが『恐怖』の魔法を放つ。


良いタイミングだ。

自分の行動が上手くいっている時は、この恐怖の魔法への耐性が強いが、上手くいかなかった時、ちょっとした不安や心配が沸き起こった時は効果が絶大だ。


彼らは今、前進を阻まれた。

次はどうしよう。

指示が欲しい。


だが、指示を放つべき白マントはボルトの電撃を喰らって黒焦げになってしまった。


動きの止まった彼らの周囲から、骸骨軍団の槍が突き込まれる。


時間は掛かるが、結果は決まったな。



「吸魂」した結果デ・シーム騎士団団員の魂107人分を入手した。

そして、120頭分の馬の魂も入手した。


戦いの後は片付け作業だ。


街門が開き、ラムデス達が荷馬車6台でこちらに向かってくる。


領都の道具屋で集めた(クワ)とスコップを使って、この丘に馬の死体を埋める。

いずれ骸骨馬として蘇らせるつもりだ。

デ・シーム騎士団の死体は装備を外して、荷馬車に積み込む。

装備は騎士団本部に置き、死体はそのまま神殿に渡す。

作業が終われば騎士団本部で待機だ。


ソニーには単騎でデ・シームの街への伝令を頼んだ。

シーム伯爵も領都が落ちて、デ・シーム騎士団も壊滅し、自分達の味方が領内に居ないことを知りたいだろう。


骸骨軍団に指示を与え、俺はディエゴと共に領主邸に戻った。

領主邸からは、ノールデア侯爵の案内で南の共同墓地まで馬車で向かう。



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