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ブクマ300件お礼(?)小話

本気でしょうもない話です。

※下品な内容ですし、本編じゃ無いので読み飛ばしてもオッケーです。

(むしろ読み飛ばした方が……良い気もする)



フィクションですのであしからず!!!

 丑三つ時の深夜2時に大国ハスハルゼ王国の大会議塔に、全身黒のローブを着用し、頭から黒の頭巾を被った怪しい三人の者達が、膝を付き合わせながら三角座りで座って居る。


 大会議塔の最大収容人数は一万人程である為、だだっっ広いのだが、現在居るのはこの三人だけであった。しかも辺りを照らす灯りは三人の中央にある燭台の蝋燭のみであり、薄暗い中に浮かび上がる黒い人影……少々ホラーチックでもある。



 そんな中、ポーンポーンポーンと、何処からともなく時計の音が鳴り響き、その音を合図に三人は立ち上がり始まりの挨拶を始めた。


「ゴホンッ…では、今年の魅惑の三部位フェチによる秘密会議を、ここに開催するのであるっ!!」


 最初に高らかに言い放ったのは、黒い頭巾の額部分に『乳』と、書いてある人物であった。


「ヒャッハー!たぎるぜぇ……」


 一番大きな声で、しかも下品な台詞を口走るのは『尻』と額に書いてある人物であった。


「はいはい、今年も始まりましたね?今回は中立の立場の方を議長に招いて居ります!!さあ、どうぞっ!!」


 そして最後に発言した人物の額部分には、『太股』と書いてある。



 太股に紹介され入って来た人物も黒い頭巾を被っており、額には『中立』と書いてある。


「いやぁ……。今回はこんなどうでも良い…ゴホッ…いえ、この様な素晴らしき役目をこの私めにお与え頂き、大変恐縮で御座います。そんな私は明日も朝から仕事が御座いますので、早く帰って寝たいと思っておりますので、サクサク進行して行きます。そんな訳で何卒ご協力お願い致します……」


「オイオイオイ~?まだ始まったばかりだってのっ!テンション低すぎッぞ、お前はよぅ?」


 中立の頭に軽くチョップをお見舞いする尻。


「痛いですので、止めてください。議長の権限において、貴方を退室させますよ?宜しいのですか?」


「いやぁ、始まったばかりでそれは困りますな。まだ尻は先代から代替わりして間もないのです。ここは私、太股に免じて許して上げて下さいませんか?」


 尻の尻拭いは、太股がする……。好きな部位が親い間柄だからだろうか?


「ふぅ…結構です。今回は太股氏に免じて、許しますが、以後僕に暴力は振るわない様、お願い致します」


「チッ…。軽く叩いただけだぜぇ?ったくよ~ノリが良いんだか悪いんだかわかんねぇ~奴だぜ?」


 尻が悪態を付くが、他の三人は尻の発言を無視する。そしてまた三角座りをし直すと、議題を掲げる準備を始めた。




 数分後。




「では、余から宜しいか?」


 乳が早速挙手をする。どうやら発言は挙手制の様である。


「はい、乳氏。発言をどうぞ……」


 中立が発言の許可を出すと、乳が立ち上がり発言を始めた。


「余が最近、驚異に思っておる事を報告させて頂く。それは最近になって急速に勢力を増して来ている、新たなフェチ部位たちの台頭である!!昨今は黄金比であった乳・尻・太股に替わり新たに、うなじ・二の腕・脹ら脛に人気が出てきているらしく、各国の乳・尻・太股連合が少しずつ取り込まれている様子が見受けられるのだが、それについて余は裏切り者には死、あるのみ!だと思っておるんだが、皆はどう思うておるのだ?」


 乳の恐ろしい発言に、何の躊躇も無く直ぐに答えたのは太股であった。尻は沈黙している。


「そうですねぇ…殺すのは行き過ぎではないでしょうか?なるべく穏便に済ませてあげましょうよ……。例えば…裏切り者の指と爪の間に、トラヴァル山脈が入るくらいの大きな隙間を開けてあげるとか、ね?」


「はい、太股氏……それアウトッ!!全然穏便に済んでませんからね?トラヴァル山脈って、確か標高五千メートルとかですよね?軽く生爪剥がすぞって宣言してますよね?まあ…死よりは穏便ですが、一思いに殺ってあげない感じが、地味に陰湿です。因みに…それは全部の指ですか?」


「………まさかっ!!手の指か足の指かは本人に選ばせて差し上げますよ!!全部剥がしたりなんかしたら、人としてどうかしていますからね?」


 コンコンコン!!議長役の中立が持っているガベルで床を叩く。


「太股氏のその発言は、もう人としてどうかしていると思いますので、手遅れだと僕は思います。コホンッ…他に…ああ、尻氏の発言がまだでしたね?どうぞ、貴方の忌憚のない意見をお願いします」


「んあ?ああ、俺様はどうでも良いぜ~?そいつらが本当に好きなら、好きな部位の傘下に付けば良いさ。結局新しい部位の奴らに踊らされるだけ踊らされて、また元に戻って来たりすんだぜ?俺たちが他の奴のフェチの事を考えてもしょうがねぇだろ?」


 思ったよりも健全な意見に、驚きを隠せない様子の中立。

 そしてその発言で察するに、既に出戻り経験者が尻陣営には居た様な言い方である。

 中立以外もその事に気付いた様子で、若干辺りがザワザワしてくる。まあ、辺りがと言っても全部で四人しか居ないのだが。


「その口振り……。お主の尻陣営には、一度裏切り、寝返った者が居るようだな?」


 乳が尻以外の全員が聞きたかったが、聞きづらかった事を、ズバッと聞いてくれた。


「ああ…まあ裏切り者っつうか、ちょっと興味本意で、二の腕の集まりに出たんだとよ。そいつから聞いたんだが、奴ら特に目的も無く、ただ集まって酒を飲んでるだけだったってよ?自分の好きなフェチ部分の主義や主張も語れないなら、それはただ単に集まって酒を飲むための方便とかだろ?って事はそんなに騒ぎ立てる程の事でもねぇよな?」


「フム…そうですねぇ…。その集会の実態について、一応は分かりました。………………それで、その貴方の陣営の裏切り者はどうしたんです?八つ裂きにして、家畜の餌にでもしましたか?しましたよね?しないなどの選択肢は無いですよね?ねぇ?」


「いや、だから裏切り者じゃねぇつってんだろ?」


「ふんっ!聞く耳持ちませんよ?」


 裏切り者の処遇に、並々ならぬ執着がある様子の太股であった。

 他の三人はその理由を勝手に推測していた。乳は昔の女に手酷く裏切られたとかだろうか?と考え、尻は五股されたんじゃね?とかを考え、中立は婚姻詐欺等に引っ掛かり、宝貨や昌貨といった高額なお金を騙し盗られたとかであろうと、考えていた。(三人の推測は、意外性が無くショボかった)




 他の三人にショボイ推測をされているとは露知らず、尻陣営の裏切り者の処遇をしつこく聞いてくる太股に、尻が辟易していると見かねた中立が太股を止めるためガベルを鳴らしながら声を掛けた。


「この議題はここまでっ!!太股氏の良くないハッスルが私はとても不愉快ですので、さっさと次の議題に移りたいと思います。乳氏、宜しいですか?」


「う…うむ……。余は、もう大丈夫だ。次に移ってもらって構わない」


「はい、有り難う御座います。続きましては……」


 無言で挙手をする尻と太股。中立は即座に尻を選んだ。


「尻氏、発言をどうぞ……」


「俺様が言いてぇことはひとつだけだ!」


「何でしょうか?」


「女の魅力はすべて尻にあり、と!!」


「は…?はあ………?」


 尻の突然の宣言に、乳と太股が立ち上がり、声を揃えてこう言った。


「「異議ありっ!!!!」」


 と。


「何を言っておるのだ?一番魅力的なのは、どう考えても乳であろう?余の陣営が一番人数が大いいしな?」


 乳陣営は確かに一番人数が居るので、あながち間違いでは、無い……。


「いやぁ……太股ですよ、太股!!太股こそ至高ですっ!!そして人数に関しては、量より質です!」


 太股陣営は確かに一様に皆、キャラが濃い……濃厚と言っても過言では無いが、それしか無い。質が良いと言えるかどうか微妙な所である。





 三人の言い争いはどんどん激しさを増して行き、ついに殴り合いの喧嘩にまで発展してしまう。

 その間で、必死に「落ち着けっ!」とか「まあまあ……」とか言って頑張って仲裁をしていた中立であったが、尻の拳が頬に勢い良く当たった結果、正気に戻り、ポツリと呟くと大会議塔から去っていったのであった。


「はあ……。馬鹿馬鹿しい。もう勝手にやってて下さいよ………」





 ***




 その後騒ぎを聞き付けた衛兵によってこの騒動は、直ぐに終わりを告げる。

 衛兵が大会議塔に突入した音で、正気に返った三人は殴り合いの喧嘩をしていたにも関わらず、協力して脱兎のごとくその場から逃げ去ったのであった。




 次の日にハスハルゼの国王に、大会議塔に何者かが侵入した事と、その者達を取り逃がした事が、報告されたのだが、国王はただ静かに「そうか……」と呟いただけであった。


 何故ならば毎年の事だからである。一年に一回だけ大会議塔に勝手に侵入して、何を盗むでもなく逃げ去って行くのだから、捕らえようとする気も失せる国王であった。

 一応衛兵達には、「しばしの猶予を持たせた後、突入せよ」と、命令してあるのだが、そんな弛い命令であったせいか、一度も捕まえられた事は無いのであった。



「まあ……何者かは大体検討が付いておるが……はあ~~~~全く困ったものだな………」


 そう一言呟くと、ひとつ深い溜め息を落としながら国王は政務に戻っていったのであった。





この不審な三人組+αは、いずれ本編にも出てくる予定です。(あくまで予定ですが)


今回の人物ヒント(?)


乳氏→しゃべり方から分かるように高貴な身分の人物です。女性の乳を今宵なく愛するオッパイ聖人。


尻氏→粗暴なしゃべり方。俺様至上主義者です。マトモな事も言う。女性は尻に魅力が集まっていると考えているオケツ聖人。


太股氏→一見常識人……。興奮すると自制が効かず、残虐な顔が見え隠れする。女性の太股は正義だと思っているフトモモ聖人。



中立→唯一の良心にして、被害者。不幸体質。





三人の聖人(性人)は、毎年この会議をするのを楽しみにしているが、毎回最終的には喧嘩になり、実りある話し合いは出来ていない。(まあ、違うフェチ同士の話し合いで、実りある話し合いなんて、最初から無意味やも知れませんが)










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