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八巻(十九)

ハエルヌンによる春(六)

 晩春[六月]。

 サレが(なん)(えい)()(かん)()いていた時代以来のことであったが、都にて銅銭を、大規模に(ちゅう)(ぞう)することが決定した。

 執政官[トオドジエ・コルネイア]からサレは助言を求められ、次のように答えた。

「前回は、文字の読めない平民たちの使いやすさを優先して、(じゃ)(せん)(※1)を複製したが、今回は近北公[ハエルヌン・スラザーラ]の手によって、七州の混乱が収まったことを祝す意味を込めて、新しい意匠でつくるべきだろう」

 サレの意見が妥当であったので、銅銭は、表側に現国主[ダイアネ五十六世]の幼い横顔、裏側に、月を(つか)んだ天鳥と九〇八の数字が刻まれたものになった(※2)。



※1 蛇銭

 表側にダイアネ三十一世の横顔、裏側に、蛇を掴んだ天鳥と三八一の数字が刻まれていた、通称「蛇銭」は、たびたび大量に()られており、サレが関わったのは四回目の鋳造であった。


※2 月を掴んだ天鳥と九〇八の数字が刻まれたものになった

 この通称「(げっ)(せん)」は大量につくられ、平民の生活を大いに助けた。

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