第六章:穢れシステム発動! 聖女のストレスが溜まると何かが起きる?
「……ダメだ。やっぱり何も起きねぇ」
シャドウ・ウルフを倒してゾーン狙いの味を占めた俺だったが、世の中そんなに甘くなかった。
ロック・ゴーレムの魔石を換金したものの、設定6(1万枚相当)には程遠い。
今日の俺は、相変わらず「設定1」の通常時をトボトボと歩いていた。
「勇者様、もう3時間も歩いています……。あの、私の足、もう限界で……」
聖女のアリアちゃんが、涙目で自分の太ももを揉んでいる。
見れば、純白の聖職衣の裾が破れ、白く柔らかな生足が草木で擦れて赤くなっていた。
歩くたびに、豊満な胸が重そうに揺れている。
「すまんアリアちゃん、次の街まであと少しだから……って、うお!?」
突然、アリアちゃんの頭上から『ドロロロロ……』と、禍々しい黒いモヤが噴き出し、
俺の『スロット・マニアック』の画面に吸い込まれていった。
『ピキーン! 演出:聖女の「穢れ(けがれ)」大を吸収しました。現在蓄積度:90%』
「は!? 穢れシステムだと!?」
パチスロにおける『穢れ』。
それは、打ち手にとって不都合なこと(大ハマリ、レバーオンでのスカなど)が起きると溜まるポイントだ。
MAXまで溜まった状態で大当たりを引けば、最凶の特化ゾーンに化ける。
まさか、アリアちゃんの精神的・肉体的ストレスが「穢れ」としてカウントされているのか!?
「勇者様、どうしたのですか? 私の顔に何かついて……あっ!」
アリアちゃんが声を上げた瞬間、頭上から巨大な怪鳥『アシッド・バルチャー』が猛スピードで滑空してきた。
その鋭い爪が、アリアちゃんの聖職衣の肩口を容赦なく引き裂く。
「キャァァァッ!?」
ビリリッ! と激しい音がして、彼女の白いショルダーラインと、かろうじて胸を隠す薄い下着が露出した。
さらに怪鳥の口から、ネバネバとした酸性の粘液がアリアちゃんの体に浴びせられる。
「いやぁッ! なにこれ、熱い……衣服が、溶けちゃう……っ!」
「アリアちゃん!?」
じゅわじゅわと音を立てて衣服が溶け、彼女の瑞々しい肌が露出していく。
エロい。
正直めちゃくちゃ目を奪われるが、今はそれどころじゃない!
『ピキーン! 聖女が酸の粘液で服を溶かされ、羞恥と恐怖が絶頂に達しました。
穢れMAX到達!』
『システム警告:次回初当たり時、裏モードへの突入が確定します』
「よし……よくやったアリアちゃん! 役者は揃った! レバーオンッ!!」




