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設定6の加護を授かりし俺、異世界でパチスロのレバーを叩く  作者: れいのるず


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第二十八章:ベガスロの解放。カジノの魔石を全回収!

「……勝った、のか?」


静寂が戻ったロイヤルルームで、俺は大きく息を吐いた。

ジャックが完全に消滅した瞬間、カジノタワー全体がぐらぐらと激しく揺れ始めた。

部屋のガラスがすべて割れ、ベガスロの街を覆っていた毒々しいネオンの魔力が、霧散するように消えていく。


『ベガスロエリアの「ハウスルール(裏基盤)」の完全破壊を確認。

奴隷の呪縛を解除します』


「やった……やったわ、勇者様!」

アリアちゃんが、ボロボロに破れた服を両手で必死に押さえながら、歓喜の声を上げて俺に抱きついてきた。

ジャックの最後の攻撃の風圧で、彼女の新しいローブもすっかり台無しになっており、はち切れんばかりの白い胸元が俺の胸にダイレクトに押し付けられる。

柔らかい。

戦いの後の緊張が一気に緩み、下半身に血が上るのを感じる。


「あ、アリアちゃん、ちょっと密着しすぎ……」

「あっ、ご、ごめんなさい! でも、嬉しくて……っ」

顔を真っ赤にして離れるアリアちゃん。

その横で、エルが静かに俺の袖を引いた。


「……巡。大変なことになってる。後ろ」


振り返ると、ロイヤルルームの奥にあるジャックの巨大金庫が、魔力の崩壊によってグニャグニャに溶け落ちていた。

そして、その中から──。


ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ!!!!!!!


「う、うわぁぁぁ!? メダル(魔石)の津波だぁぁぁ!」


ベガスロがこれまで何万人ものプレイヤーから毟り取ってきた、天文学的な量の魔石が、金庫から文字通りの大洪水となって溢れ出てきた。

俺たちの身体は一瞬にして、光り輝く魔石の山に埋もれていった。


「お、溺れる! 魔石に溺れるぞこれ!」

「あはは……! 勇者様、魔石が温かいです……!」

「……私、こんなにたくさんの魔石、見たことない。脳汁、出る」


エルの無表情な顔が、少しだけ恍惚としたものに変わっていた。

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