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インド洋作戦5

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結論から言うとシベリア派兵は政府から承認を得るまで保留となった。

会議を終えて防衛省に帰って来た大石幕僚長は執務室に入るなり何てことだと呟いた。


「まさか松代のプラントの情報が知られていたとはな」


本棚の前に立ち本を何冊か取りだすと奥に隠し金庫があった。

大石幕僚長は首に掛けていた鍵を取り金庫を開けてファイルを1つ出す。

それを持って椅子に座り中を見た。

一頁目にはこう書かれている。


ハイブリッド人生産プラントの報告書 と。


このファイルはハイブリッド人を作るプラントのことが書かれていた。

以前ハイブリッド人は人間に遺伝子操作を加えて作り出す存在でありそのプラントは修正者たちにより破壊されたと書いたが実はプラントは二つあり両方を破壊する際、まだ完成していないハイブリッド人たちがいたのでプラントを破壊してしまったらその人達を殺してしまうことになる。

それを拒否した自衛軍は彼らが誕生するまで片方を稼働させ続けることになった。

そして全てのハイブリッド人が誕生した。だがプラントは破壊しなかった。

なぜなら自衛軍は徴兵はできず、志願兵を募集するしかない。しかし、志願兵は中々集まらない。

失った兵を補充するにしても兵は陸海軍に取られてしまう。

今は自衛軍には予備役のハイブリッド人たちが大勢いるので兵力に困ってはいないがこれから戦争は広がり激化していく。

そうなると何れは予備役だけでは足りなくなる。

そのことを考えるとプラントは残すべきと判断され松代プラントは停止させ極秘中の極秘として隠されたのだ。

そのことを知ると参謀長や軍令部総長は大石幕僚長に直ぐに稼働させて大量に兵員を作り此方に回せっと言ってきた。

勿論拒否した。プラントは現在重要部品がいくつも破壊されているので再稼働まで時間が必要とした。嘘であるが時間は稼いだ。


「それにしても一体何処から漏れたんだ?」


プラントのことを知るは僅かしかいない。

誰かが意図的に漏らしたのか、それとも・・・


「敵は外だけではなく内にもいるか・・・」


ファイルを閉じ窓の外を眺めた。


「シベリア派兵の決定は時間の問題だ。保留とはなったが陸軍と海軍は準備を続けている。軍が政権を握る状態でシベリア派兵は直ぐに承認されるだろう」


拳をギュッと握る。政府によって管理される軍は命令に従い行動しなければならない。

それは自衛軍も同じだ。


「自衛軍もその時シベリア派兵に参加させられるに違いない。望まない戦闘だとしても命令ともなれば派兵するしかない。だがそれはソ連に日本への侵攻の口実を与えてしまうことになる。対ソ防衛計画を急がさなければ。」

明日投稿できたらします。

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