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内地にて18

遅くなりました。

今回は短いです。

「という訳で避難してきた」


新しく出した一升瓶から酒を注ぎながら楓に話す。


「まあ、久しぶりに会ったのですからいいんじゃないんですか」


台所で食器を片付け終えた楓も置いてあった椅子に座りそう言いつつ酒を注いだコップを片手に塩ゆで枝豆を食べる。


「今日はもう遅いですし、泊まっていってもいいでしょうし」


「それは構わないが、それにしてもあの二人、このまま夜戦まで行くぞあれは・・・」


忠告はしておいたが

一升瓶を取りに行った後、枝豆を渡しに一旦座敷に戻ったら二人は熱い口づけをしているのを目撃してしまい、このままでは夜戦しそうだったのでやるのなら子供達が眠っているのだから起こさないようにな。と

因みに二階で勉強していた子供達にはもう遅いので寝ている。


「では、布団を用意しましょうか」


「いや、邪魔しても悪いし場所は教えておいたから自分でやるだろ」


グビッと一気にコップの酒を飲み干す。


「そうですか、でしたら私たちももう少し飲みましょうか」


ニコッと笑い一升瓶の口を達哉に向ける楓。


「そうだな」


達哉も笑いコップに酒を注いでもらった。




しばらくして達哉は


「飲みすぎたかな・・・」


風呂場で体に湯をかけながら呟いた。

あの後近所の子供が陸軍に志願して戦場に機行ったとか最近物価が上がったといった世間話をしながら枝豆を食べつつ酒を飲んだ。


「早く出て早く寝ないとな」


明日は海軍とのインド洋作戦の調整があるからな。遅れたら大変だ。


「達哉さん」


突然ガラガラと風呂場の扉が開き楓が入ってきた。


「楓?ちょっッ直ぐに出るから少し待ってくれ」


慌てて出ようとした達哉を楓は止めた。


「出なくていいですよ。ちょっとなんか一緒に入りたくなってしまって」


「楓?」


楓の顔を見ると少し頬が赤い。

それが酒の影響なのかはわからない。

二人は沈黙してただただ見つめ会う。もはや夜戦は避けられないようだった。

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