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内地にて16

達哉と和哉がキレやすいような書き方になってしまいました・・・。

イチャイチャシーンもどきは次回にします。

夕食が出来るまでの間座敷にて達哉と和哉は卓袱台に地図を広げて子供達と話していた。


「じゃあ、日本と同盟を結んでいる国はどこかな?」


達哉の問いに誠人と彩香は地図に書かれた国の中から探して二つの国を指差した。


「「ドイツとイタリアッ」」


「正解ッ」


パチパチと拍手する。

父親二人に誉められて嬉しそうな二人。

今何をしているかというと達哉と和哉は戦略について話そうとしていたら子供達の前でそんな話をするわけにもいかず、国を見つけ出すゲームをしているのだ。

というより、極秘にもなりえる今後の戦略の話をなんで自宅でしようとしてるんだよとどなたかにツッコミをして頂きたいが残念ながらここにはいなかった。


「次の問いだよ。日本と戦っている国はどこかな?」


「ここと、ここと、ここ!!」


達哉の問いには少し時間がかかったが和哉の問いには即座に米英蘭を指差した。


「正解。よくわかったね」


「だって毎日先生が鬼畜米英は敵だ。とか米英蘭を倒せ。とか言ってるから覚えちゃうよ」


誠人の言葉に同意するようにうんうんと頷く彩香。


「子供に何を教えてるんだよ先生は・・・」


子供に悪影響だぞと達哉は頭を抱えた。


「ねぇねぇ陸軍さんと海軍さんは新聞やラジオで快進撃って言ってたけどお父さんたちの軍隊さんはどうしたの?」


「それは、その・・・」


彩香の質問に和哉は困った。

自衛軍は確かにソロモン方面に進出して支配領域を拡大している。

敵国となった豪州も海自の潜水艦により海上封鎖されつつある。

これだけ見れば勝っていると言えるだろう。

しかし、前にも記載したが情報統制のためそれを正直に言えない。

そのため和哉は返事に困ったのだ。


「先生がね、お父さんたちの軍隊は陸軍や海軍と違ってお国のために戦おうとしない臆病者だ。日本の恥だ。って言って」


「何だって?誠人、本当か」


達哉が誠人に聞くと頷いた。


「うん、他の先生も何が国防のための軍隊だ。安全な後方で税金の無駄使いしてるだけだとも言ってるのを聞いたことがあるよ。最近になって先輩や同級生の何人かが腰抜けって言ってきてる」


その先生と生徒の台詞に達哉と和哉はこう思った。


戦争を知らないド素人がッ好き勝手言いやがって!!

本来自衛軍の任務は国防だッ

陸軍海軍が外に出払っている時に本土をどうやって守るのだ!!

国防をしっかりしておかないと史実の帝都空襲のようになってしまうだろうが!!

お国のために戦わないと言うがシーレーンの防御は十分にお国のためだろうが!!無資源国家の日本に他国からの資源が来なかったらどうやって武器弾薬を作るんだ!?お前らが乗っている車は何を燃やして走っているのか分かっていているのか!

もしある程度資源は国内で賄えたとしてだ、武器弾薬、食料をどうやって前線に運ぶんだ?史実みたいに輸送船一隻でネズミ輸送でもするのか?敵の練習に丁度いあ標的になるだけだぞ!!

そんなこともわからないのか!?


達哉の拳が震えているのに気がついた誠人は


「でも何人かの先生は自衛軍はお国のために十分戦っているって言ってくれてるよ」


と自衛軍を肯定的に見る人の意見を伝えた。

それに続いて彩香も。


「そうそう、日本の発展は自衛軍のおかげとか女性に新たな道を開いてくれたって女の先生や女子生徒を中心になって言ってくれてるよ」


それを聞き一先ず怒りを沈めてる達哉と和哉。


「全く、いい加減なことを生徒に吹き込みやがって」


「ほんとだね。洗脳教育じみたことは止めさせないと、子供まで戦争だ戦争だって言うように大変なことになるよ。未来の世界ではそれでややこしい国があったりするし」


う〜んと今後の課題は国内にもあること実感した二人だった。



「こんばんはー!」


玄関から大きな声が響いてきた。それを聞いて


「お母さんだッ」


彩香が駆け出した。


「元気がある嫁さんが来たみたいだな旦那さん」


「そうみたいだね」


ハハッと笑いながらよっこいしょと立ち上がり自分の嫁さんを迎えに行った。




「お邪魔しま〜す」


彩香と手を繋ぐ美桜と和哉がやって来た。


「いらっしゃい。まぁ座ってゆっくりしてくれ」


座布団を用意しながら達哉は歓迎する。


「随分早く来れたね」


「久しぶりに一緒に居られるのだから急いで仕事を終わらせてきたの」


ニッコリと和哉に笑顔を見せる。

それを見て頬を赤くする和哉。


「熱々だなぁ〜」


それを見てニヤニヤする達哉だった。




「いらっしゃい美桜さん」


「お邪魔します楓さん」


楓が鍋を持ってやって来た。

夕食の時間だ。


「最近、いくつかの物価が高騰していて大したものは作れませんでしたが」


鍋の蓋を開けると野菜と豆腐、キノコと少しの魚が入っていた。

現在の日本は食料確保のため未来の技術で野菜やキノコの効率の良い栽培が進み、海では養殖が進められ多少は賄えているが高騰は免れなかったようだ。


「今は戦時下だから仕方がないさ」


達哉はそう言いお椀についで、6人分用意する。

用意が終わり全員で卓袱台を囲む。

両手を合わせて


「いただきます」


「「「「「いただきます」」」」」

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