ニューギニア沖海戦 14
草刈りしていて遅くなってしまいました。
「ダメージコントロールッ!被害を報告せよ!!」
艦長の指示を受け対策班はすぐ被弾箇所に向かい確認する。
『左舷艦尾に魚雷二発命中ッ
ですが浸水箇所はどこにもありません!』
続いて各部署からの報告が来る。
『こちら機関室。スクリューが吹き飛びましたが機関には問題ありません』
『こちら艦載機格納庫。作業員に軽傷者がでましたが作業には問題ありません』
報告を聞く限り損害は軽微に止まったようだ。
達哉は報告を聞いて空母へ改造していた時のことを思い出しさらに強化しておいてよかったと思った。
空母に作り替える際に設計図を書き直して装甲や速力、機動力を強化していた。
長い期間をかけて装甲空母として扶桑は生まれ変わった。
もちろん山城、伊勢、日向も同様の改造が施された。
それでもスクリューが吹き飛んだのは恐らく回避した爆弾が原因だと達哉は考えた。
後方で爆発したので影響はないと思っていたがスクリューに被害があったようだった。
『こちら電探室。敵編隊撤退していきます』
一次攻撃を終えて帰還するらしい。
「おかしいな」
達哉は帰還さる編隊を見ながら呟き、それを聞いた坂上少尉が疑問に思った。
「どうしてですか?」
「一次攻撃が帰還する前に二次攻撃が来る筈なのにそれが来ない」
米空母は二隻。搭載機数は合計で百五十ほど。
全ての攻撃機を一度の攻撃に導入しているにしては数が少なかった。
但し一次攻撃には七十機ぐらいはいたが。
それなら二次攻撃は可能となる。
「ないのは我々にとって良いことじゃないですか」
「それはそうなんだがな」
何かが引っ掛かる。と考え込む達哉。
そんな中、艦橋に新たな報告が届く。
『攻撃隊より報告。敵空母二隻に爆弾を命中させ航空甲板を使用不能にし、内一隻に魚雷を数発命中させ速力が低下させた。とのこのです』
おぉと艦橋で歓喜が上がる。
しかし。
『ですが百機近くの戦闘機隊による迎撃により攻撃隊は被害甚大』
攻撃隊の被害甚大と聞いて歓喜は消えた。
次でニューギニア沖海戦は終わりの予定にします。
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