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ニューギニア沖海戦 9

最近とにかく眠くて文章がおかしくなっていたらご指摘お願いします。


敵空母発見の報を聞いた達哉と坂上三尉はヘリに乗り、扶桑に戻った。


「まさか、ラバウル攻撃がこんなにも早まるとはな」


米空母によるゲリラ攻撃は2月1日、中部太平洋から始まる。

これに備えて海軍海自共同で潜水艦を多数展開していた。

だが、そのよう報告は一切届いてない。

早まるとは思っていたが、一週間でここまで来れるのか?ハワイは使用不能に追い込んでいるでサンディエゴから出撃したと考えるべきだ。

ハワイからなら一週間で来れたとしてもサンディエゴからでは不可能だ。

なら米軍はこちらがラバウルを攻撃する前に出撃していたと考えるのが普通だろう。

おそらく蘭印か豪州支援を目的にした艦隊だ。

向かっている途中で日本がラバウルを攻略したため、進路を変更してこちらに向かって来たのだろう。


「矢野、入ります」


米空母のことを考えているといつの間にか艦橋に到着していた。


「来たな特務参謀。君に聞きたいことがある」


「何でしょうか前原長官」


地図を広げた机を囲む将官たちの視線が達哉に集まる。


「二隻の米空母についてだ。その情報が少しでも欲しいのでね」


空母の情報か。


「自分の予測になると思いますが宜しいですか?」


「構わない。教えてくれ」


達哉は太平洋戦線に導入された空母を思い出し現在こちらに向かって来れる空母を出そうとした。

エンタープライズは米本土防衛のために東太平洋にいる。

サラトガは本土攻撃で損傷し、ドックに入っている。

そう考えると残るのは大西洋から送られてきたワスプ、ホーネット、ヨークタウンの三隻。

ヨークタウンは史実では3月10日ラエ・サラモアを空襲するので早く送られる可能性は高いが、2月の間は中部太平洋でゲリラ攻撃に参加する。

その事を考えるとわからない。

ホーネットは東京空襲にてB-25を16機搭載するため送られてくる可能性は低い。

ワスプは知る限りではゲリラ攻撃に参加した情報はない。となれば一隻はワスプでほぼ確定だった。


「向かって来る空母はヨークタウンとワスプと思われます」


「搭載機数は?」


「ヨークタウンは約90機、ワスプは約80機です」


こちらの1.5倍以上の数。

扶桑、山城の合計は100機に満たない。


「数ではこちらが不利か・・・」


前原長官が呟く。

数の差に将官たちに動揺が現れる。が、


「質ではこちらが有利だな」


ニヤッと笑う長官。


「はい。慢心はいけませんが現在パイロットの練度、機体性能はまだこちらが勝っています」


達哉も頷いて答える。


「諸君。確かに米国は強大だ。巨大な工場を保有する米国に数では我々は圧倒的に不利だ。その数の差を埋めるには高い技術力が必要となる。開戦から今日に至るまで米軍にその技術の高さを示す戦いはなかった。だがこの戦いで質が数に勝るということを奴らに知らしめようじゃないか」


「「「ハッ」」」


将官たちから動揺が消え、士気が高まる。

そこへ兵士が一人駆け込んできた。


「報告しますッ電探にて敵索敵機を捕捉ッ。我が艦隊は発見されたものと思われますッ!」


先手を取られたがすぐ別の兵士が駆け込んできてその報告を聞いて士気を高める。


「彩雲一番機より入電。米機動部隊発見ッ」


互いに発見はほぼ同時だった。

前原長官はすぐに指示を出す。


「第一次攻撃隊は直ちに発艦。優先目標は米空母。全艦艇に対空戦闘用意を命令、防空隊も攻撃隊発艦終了後、速やかに発艦せよ」


前原長官の指示は艦隊全体に伝えられ扶桑、山城から第一次攻撃隊が発艦した。

史実より4ヶ月ほど早い世界初となる空母機動部隊同士の海戦が始まる。

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