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予言者3

この話でアメリカの漂流者の話は一旦終了

「まず東南アジアを攻略するでしょう。攻略後はインド洋か、メラネシアへ進軍します」


アーディガン参謀の回答にキング元帥が理由を問う。


「その理由は?」


「日本はこれまで大陸方面に進出し、国土を広げましたが残念なことに必要とされる資源、特に石油がほぼありません。対して東南アジアには大規模な油田があります。さらにドイツも喉から手が出るほど欲しい天然ゴムもあります。この事を考えれば東南アジア攻略を優先するのは当然」


この世界の日本は国土を広げたが一番必要な石油がほとんど手に入らず、満州の油田と樺太北部の油田から少しずつ採掘し、足らずは人工石油で代用しようとしていた。

が、すでに石油に大きく依存しているためそれでも足りず輸入に頼らずにいられなかった。


「なるほど、ではインド洋とメラネシアに進出する理由は?」


「一番の理由はアメリカ、イギリスとインド、オーストラリアの分断でしょう。

イギリスはインド、オーストラリアに物資や兵力を出させているので言わば生命線。ここを絶たれたら英国は敗北するでしょう。

インドは近海に日本軍が現れたら独立の火が一気に燃え上がることでしょう。オーストラリアも孤立してしまい、独自で和平へと進む思われます。

さらにオーストラリアは対日反攻作戦の拠点としては最適。ここを失えば反攻作戦は遅れるどころか、こちらの敗戦になるかもしれません」


付け加えとして言えばオーストラリアは資源が豊富。

この資源が使えればまだ日本優勢に戦える可能性がある。

キング元帥、ニミッツ長官の二人は考え始める。

開戦から今日までの日本軍の進撃速度から考えれば早く手を打たないと手遅れになってしまう。

しかし、こちらには現状日本軍と戦える戦力は主力がない今、無いに等しい。

これでは主力によるまともに海戦などできるハズも・・・・・。

ん?主力による海戦?

ニミッツ長官が何か思い付いた。

現代の海戦の主力はまだ戦艦だった。だが先のハワイ沖海戦でその常識が覆されている。ならばこれはいけるのでは。


「キング元帥、もしかしたら戦力が整うまでの時間が稼げるかもしれません」


「ほう、どんな方法だ?」


ニミッツ長官は二人に思い付いた方法、作戦を伝えた。

まだ思い付きの状態なため細かい部分は決められていないがそれでも思い付く限り伝えた。


「さすがにそれは博打過ぎるだろう。少しでも狂えば全てが破産しかねない」


「ですが一挙に日本軍の戦力を減らせるチャンスとなるハズです」


「いや、第一日本が作戦に上手く乗ってくれるかもわからんのだからやはり無理が「行けるかもしれません」なに?」


アーディガン参謀は太平洋戦争の歴史を振り返り日本の機動部隊主力を一挙に失った海戦を思い出す。

その後の消耗戦のことも。


「実は・・・・・」


二人に未来の情報を伝えた。


(日本にも自分と同じ未来からの迷い人がいるかもしれないがもし歴史の通りに動いてくれればこの戦争の主導権は我々合衆国が握ることになる。

悪く思わないでくれよ日本。この大戦は我々日系人にとって自由を手にする戦いでもあるんだ。)


そう心の中でアーディガン参謀は呟いた。

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