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予言者2

書いていたら二度も書き直しに・・・・・。


ホワイトハウスから出てきたキング元帥とニミッツ長官は正面に停車いる車に乗り込んだ。

車が走り始めるとニミッツ長官は口を開いた。


「やはりダメでしたね」


「あぁ、ダメだったな」


ため息混じりにキング元帥も言う。

結局大統領と予言者の面会は実現しなかった。

そんなことを言う暇があるのなら反攻作戦を至急まとめろと言われた。が、


「太平洋艦隊はほぼ壊滅。生き残った艦も中破あるいは大破のため西海岸のドックで修復中、太平洋方面の拠点は破壊されている。こんな状況でどうやって反攻作戦をしろというのだ」


「全くです。幸いと言えるのは西海岸で建造中のモンタナ級戦艦四隻中二隻とインデペンデンス級空母三隻があと半年で完成します」


米国は大和型戦艦に対抗するために米国最大の戦艦モンタナ級を四隻建造中、さらに艦隊護衛用にインデペンデンス級空母を数隻建造している。

最近になってエセックス級空母の建造が承認されてた。

エセックス級空母建造には予言者の影響もあった。


「さらに時間はかかりますが大西洋の空母ワスプ、ホーネット、ヨークタウンが太平洋に回航されます。それを使えば早期に反攻も「無理ですね」・・・・・」


突然の発言に二人は正面に座るアジア系ぽい海軍将校に目を向ける。


「なぜだアーディガン参謀」


海軍将校アーディガン参謀は隣に置いてある鞄から一枚の写真をキング元帥に渡す。

渡された写真に建造中の空母が写っていた。


「送り込んでいたスパイからの情報によると日本は新型空母雲龍型を6隻を建造、内二隻が進水を終えています」


さらにもう一枚写真を渡す。


「これは?」


「装甲空母大鳳型です。三隻が建造されすでに一隻が艦隊に編入されていることです」


デカいなと港に停泊する大鳳型空母と駆逐艦を比較して言う。


「この他にも軍艦や輸送船、タンカーを次々建造しています。このように増強中の日本に壊滅に等しい合衆国海軍では勝敗は明らかです」


「うむ・・・・・」


キング元帥が顎に手を当て考え込んだ。

戦力差は明らかだ。どう考えても一年は本格的な反攻は不可能だ。先も述べた通り太平洋艦隊は壊滅状態で再建中。

ダッチハーバーも使用不能。オワフ島は復旧のために機材を乗せた輸送船を向かわせてはいるがハワイ・西海岸の間にて日本の潜水艦が通商破壊を実施しているため中々資材が届いていない。


「アーデイガン参謀、予言者として今後日本はどう動くだろうか」


ニミッツ長官がアーディガン参謀に問う。

予言者、タクミ・アーディガンは腕を組んで目を閉じた。

彼は予言者と呼ばれているがその正体は未来より黒い霧に飲み込まれやってきた漂流者である。

父はアメリカ人、母は日系人のハーフだが母の血が濃いのか見た目も日本人と変わらない。

で、キング元帥はご存知の通り鎌倉で財布を盗まれるなど災難にあってから日本嫌いで有名だが、この世界では鎌倉を見に行った際に案内役として自衛軍の将校だった大石現統合幕僚長が付き添い、財布を盗まれるのを防いで居酒屋で一緒に酒を飲んだりお土産のオススメなどを教えてもらったりなど仲が良くなったりもした。

その後は日本嫌いにはならず親日側の人間となっていた。

そのこともありアーディガンは彼の直属の参謀となることができた。

とまぁどうでもいい話は置いといて、アーディガン参謀は考えをまとめ、目を開いた。


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