予言者1
中途半端ですがここで区切ります。
大統領府ホワイトハウス。
大統領執務室に海軍総司令官アーネスト・キングと太平洋艦隊司令長官チェスター・ニミッツが呼び出された。
二人の目の前には米大統領フランクリン・ルーズベルトが新聞を読んでいる。
新聞の第一面には
[西海岸攻撃受ける!!][ジャップの上陸か!?][住民に広がる恐怖]などなど。
昨晩行われた日本軍による西海岸攻撃のことが書かれていた。
ルーズベルトは新聞を畳んで机に置いて二人を見た。
「私が言いたいことはわかるな」
この問いにまずニミッツ長官が
「申し訳ありません。ですが現在太平洋艦隊は壊滅的であり太平洋全域をカバーするのは不可能です」
「ならば大西洋艦隊から何隻か今すぐに太平洋に送れば」
「それはすぐには出来ません大統領」
キング元帥が口を開いた。
「日本軍は開戦時にパナマ運河の水門全てを破壊したために運河が使用できず、空母三隻を含む艦艇を南米を迂回して只今太平洋に急行中です。到着にはまだ数日は掛かりますが」
ハワイ沖海戦にて太平洋艦隊は沈没艦を数隻に止めたがこの他の艦艇は中破や大破、浮いてるのが不思議な艦まであるほどの損害となっている。。
無傷や小破の艦を見つけるほうが難しい。
「反撃どころか防衛も危うい。手詰まりと君らはそう言いたいのかね」
二人は黙るしかなかった。
それを見たルーズベルトは眉間にシワを寄せて怒鳴る。
「何故だッ我が合衆国は戦艦部隊を有する世界有数の、いやッ世界最強の海軍大国なのだぞッ!!
それなのに極東の小国に敗れるなど歴史上あってはならんことだ!!」
ドンッと拳を机に叩きつけて深呼吸をするルーズベルト。
日本の攻撃により生まれた国民の恐怖感情は大統領支持率を下げ、海軍批判が巻き起こっていた。
余談であるが忠実と同様にこの攻撃で真珠湾攻撃から行われた敵性外国人の取り締まりが強化され日系アメリカ人が強制収容所に大量に送られた。
同じ敵性外国人であったドイツ系イタリア系の人々は収容所に入れられていないことからしてこの政策は人種差別が濃い政策と後の世に呼ばれている。余談終了。
キングとニミッツは顔を合わせて頷きあい、キングが口を開いた。
「大統領、実は一人、面会していただきたい人物がいるのです」
「会わせたい人?誰かね」
「私直属の参謀で未来を知る人物です」
未来を知る人物と聞いてこいつ頭大丈夫か?という目でキングを見るルーズベルトであった。
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