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アイ・シャル・リターン

陸戦を書くと言いながらあまり書けませんでした・・・・・。



太平洋艦隊が壊滅した報がフィリピンに届く数時間前。

フィリピンはルソン島以外の島にも日本軍が上陸してほぼ全土を勢力下に置かれていた。

ルソン島に上陸した日本陸軍の部隊は南北から首都マニラに向かって進撃していた。しかしその進撃は米軍の抵抗はあまりなかった。

それもそのはずこれまでの防衛線には主力を配置しておらず最低限を残して順次バターン半島に移動させていた。

バターン半島に集結しようとしていることは日本陸軍部隊は気づいていたが司令官はマニラ占領を優先させてしまいバターン半島への戦力を集中させて強固な防衛線の構築を許してしまう。

というのが忠実の歴史である。がこの世界では違う。


バターン半島防衛線。

話はそれるが当時日本の戦車は貧弱だった。

新砲搭チハが導入されるまでM3軽戦車に対してまともに戦えていない。砲弾が弾かれてしまい効果がなかったから体当たりをして撃破?したとの話もあるほどに。

このような話を矢野たちは陸軍に伝えると新砲搭チハを早期に導入され一式中戦車チヘも僅かであるが配備され始めた。

陸上自衛軍ではチヘでも米軍戦車(M4戦車とか)と戦えるのかと疑問に思い未来知識で優秀な戦車を購入、生産することを決定して導入されている戦車はⅣ号戦車G型。自衛軍呼称三九式戦車。

矢野和哉があるルートでドイツから購入と生産の許可を貰った。

この代わりに巡洋艦や駆逐艦、零戦を販売した。

零戦の販売には海軍から大反対があったがUボートや通信機など

も販売、生産の許可が出るということで渋々承諾した。


開戦前にこのようなことをしていたのでドイツ製の兵器を多く導入されてフィリピン攻略は忠実以上に早く進んでいた。

バターン半島防衛線はまだ構築途中であったことと機械化部隊の進撃により崩壊寸前。

夕日が海へと沈もうとする時間帯にはすでに南端にまで追い込まれコレヒドール島への攻撃もされ始めていた。

司令部内でマッカーサー司令は予想以上に早い日本の侵攻に手立てが無くなってきたことに頭を抱えていた。


(最早日本軍に対抗できる戦力はフィリピンに残されていない。

コレヒドール島に日本軍が上陸するのも時間の問題だろう)


今彼にある選択は徹底抗戦か、降伏。

これ以上血を流さないためには降伏が一番だろう。

徹底抗戦ならば全滅は免れない。


(降伏しかないのか・・・・・いや太平洋艦隊が到着すればまだッ)


「マッカーサー司令ッ緊急事態ですッ!」


士官の一人がマッカーサーの駆け寄った。


「どうした?これ以上悪いことはあるのか」


「た、太平洋艦隊が壊滅しましたッ!!」


「な!?」


最後の希望となっていた太平洋艦隊が壊滅した。

徹底抗戦はあくまでも艦隊が到着することが前提だった。

その前提が失った。これで降伏しか残されていない。


「それと本土よりマッカーサー司令に指令です」


士官は指令が書かれた紙を手渡され読み上げる。


政府関係者と共にフィリピンより脱出せよ。


指令を見てフィリピンからの脱出を決めた。

深夜マッカーサーは魚雷艇に乗りミンダナオ島へ向かった。

修復できた滑走路には唯一残ったB-17に乗りオーストラリアへ脱出。

オーストラリア到着後スピーチであの言葉を発言する。


「アイ・シャル・リターン」


と。




翌日フィリピンは降伏。そしてグアム・ウェーク島も降伏。日本の大勝利だった。

史実で起こるバターン半島死の行軍は起こらず、矢野達哉が死の行軍を阻止するために手配していた大量の輸送トラックや輸送船を使い捕虜収容所に送られ一部の将官を残して兵士たちは解放された。米軍兵士は輸送船に乗せて帰国させた。

ご意見ご感想ご指摘等がありましたらお願いします。


M3軽戦車への体当たりした話は二、三年前ぐらいに購入した太平洋戦争の雑誌に掲載されていたフィリピン戦の漫画で知りました。

その雑誌は現在何処に置いたのか忘れてしまい再確認できてません。さらにネットでも体当たりしたの話が無かったので実際にどうだったのかわかりません。

ただ日本の戦車が貧弱だったのは事実のようですね。新砲搭チハはM3には勝てますがM4には正面からの攻撃では通用せず。

そのため45年のルソン島戦で装甲が薄い側面か後部への攻撃を行うしかなかったそうです。

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