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ダンジョン探偵  作者: 桜岡かなた
第三話 悲劇の先輩
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悲劇の先輩ep.1(仮)

すみません。書き終わらなかったので、エピソード1を仮の状態で公開させていただきます。

内容に更新があった際は、活動報告でお伝えいたします。

平凡な日常が訪れた…訪れたはずだった。

思い出せ!先週一週間は平々凡々な日々だったはずだ。

学校では、関と駄弁って、時折うるさいみづきが乱入する。そして、放課後はダンジョンで稼ぐか読書をする。そんな日常だったはずだ。何を間違えた、俺!

…いや、落ち着け、まだ慌てる時じゃない。落ち着いて思い出そう。

たしか…


ガッ

…朝から嵐がやってくるとは、今日は厄日だな。

「先輩!おはようございますっす!また本読んでるっすか?」

はぁ…

本を閉じて、元凶を見上げる。

「ああ。今まで読んでたさ。たった今、嵐が来るまでな。」

「嵐っすか?今日は晴れっすよ?」

嫌味を理解できていないのか、わざとスルーしてるのか…

「ハハハ、聡、嫌味が通じてないぞ?」

「…そうみたいだな。で、みづき。今日は何の用だ?」

「事件が見つからないっす!」

そりゃそうだろうね。人生に一度か二度程度しか遭遇しない事件に、先週2度も遭遇したんだ。そうそうと遭遇してたまるか。

「みづきちゃん、そんな頻繁に事件なんて起きるものでじゃないよ?先週見つかったほうが驚きだよ。」

「じゃあ、関先輩なんか事件起こしてきてくださいっすよ!」

「何で、俺がお前のために事件起こさなくちゃいけないんだよ!」

騒がしい。せっかく、気に入った小説を見つけたのに、一向に読み進まない。

コンコンコン

「騒がしいようだけれども、よろしいかしら?」

「すみません騒がしくして、うちのクラスに何か御用ですか?えっと…たしか、白川先輩?」

記憶が正しければ、三年の白川先輩だったはずだ。

「ええ、このクラスに、神坂という生徒はいるかしら?」

俺に何か用なのだろうか?

「俺ですけれど、何か用でしょうか?」

白川先輩が俺の席まで歩いてくる。どっかの嵐と違い、所作がきれいだ。

「先週、警察の事件に協力したというのは本当かしら?」

「そうっすよ!先輩は、先週警察の事件を二件も解決したっす!」

なぜおまえが、偉そうにしているんだ。

「そう…なら、少し放課後に時間もらえないかしら?」

「かまいませんが?」

「そう。では、放課後また来ます」

しかし、何の用なのだろうか?今話せばいいのに…

「…おい、聡!いつ白川先輩と知り合いになったんだよ!」

「そうっす!いつ、あんな美人な人と知り合ったっすか?白状するっす!」

二人して机をバンバンたたかないでほしい

「今の会話聞いてなかったのかよ。初対面だ。」

「そんなわけあるか!じゃあ、何で、白川先輩はお前を訪ねてきたんだよ!しかも放課後ってなんだよ!」

「そうっす!正直に吐くっす!今なら弁護人を付ける権利があるっす!」

弁護人ってなんだよ。

「そもそも、白川先輩が俺のことを知っているのなら、何も聞かずに俺のところに来るだろ?」

「それもそうっすね。白川先輩は先輩にどんな用なっすかね?これは、事件の予感っす!私も、一緒に話聞くっす!」

「じゃあ、俺も一緒に行くわ!」

事件と決まったわけじゃないんだけどな。

「勝手にしろ」


授業が終わるチャイムが鳴った。

関と、いつの間にか教室にいたみづきが、俺の前で立っている。

何がしたいのか。

静かに扉が開く。

「お待たせしてしまったみたいね。ところで、その二人は?」

「私は先輩の共同調査員っす!」

「お…俺も共同調査員です。」

みづきを共同調査員にした覚えもないし、関にいたっては、いつから共同調査員になったんだよ。

「できれば、あなただけに話したかったんですが、そういうことならば、二人も聞いてもらって構いません。じつは、事件を調べてほしいんです。」

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