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ブレイク!  作者: ぞえ
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第七十四章 決戦

ありがとうございます

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

「らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


 力と力が衝突し、巨大な衝撃が起こる。

 

「集え!我が聖なる槍『グングニル』!」


 リシュエルの剣が輝き、長い槍のような形状になる。


「邪悪なる刃はその光を打ち消さん『闇ノ刀』」


 俺のヤミガラスの属性は元々闇属性がついている。それに更に闇の魔力を与え、刀全体を闇で包み、巨大な闇の刀を作り出す。


「せいっ!」

「はぁっ!」


 光と闇が衝突し、反発し合う。

 高速でぶつかり合う剣と刀。どちらも一歩も譲れなかった。


「クソがっ!いい加減に倒れやがれ!」

「そっちこそ!」


 魔法が解ける。


「貴様ら人間こそが!この世界からいなくなるべき存在なのだぁ!」


 リシュエルは剣を構え、十個の光の球で攻撃して来る。


「お前に言われたくないわぁ!」


 ヤミガラスで全て破壊する。


「人間は進化する。だからこそ僕たちは進化を止めた。天使という存在に成り下がり、ずっと地上を監視して来た。だが、それも今日で終わりだ。人類は今日滅亡し、進化をしない人間がこの世界に住む。それを支配することによって、この世界は新世界へと成し得る。人間という不完全な存在はいらないんだよ!」


 攻撃が激しくなる。


「『セイクリッド』」


 俺の周りに無数の光の球が出現する。


「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


 次の瞬間俺に近づき眩い光と爆発し始める。


「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


 全ての攻撃が終わると、俺は地面に倒れた。


「ユウ!」


 アリエルが駆け寄る。


「ここからは、私が!」

「ダメだ!これは俺が決めたんだ。奴は俺がブッ飛ばす。だから、待っててくれ」


 俺は立ち上がる。


「ふっ、大した人間だ!」


 光が襲って来る。

 

「ぐっ!」


 体が吹き飛ぶ。

 さっきの攻撃で、体が・・・・。


「人間は弱い。だから、過ちを繰り返す」


 倒れた場所は黒くなっていた。

 師匠が死んだ場所だ。


「傭兵、お前も消えろ。残りの者も直ぐに後を追わせてやる」


 傭兵として、一人の人間として、俺は戦って来た。

 そこに確かなものがあると信じていた。


「誰が、お前に消されるか!」


 俺は二本の刀で奴の剣を弾き返した。


「っ!」

「師匠、少しの間借りますね」


 持っていたのは師匠の刀、蒼雲。

 その刀身は美しい蒼で彩られ、最高の切れ味を有する。


「二刀流・・・・面白いぞ!傭兵!これをかわせるかな?」

 

 すると、リシュエルの後ろに無数の光の球体が出現した。そこから光のレーザーが放たれる。


「『アクセル』!」


 一瞬にしてその攻撃を回避する。

 

「ほら!ほら!ほら!ほら!ほら!ほら!」


 光のレーザーは撃つ度に更に加速していく。

 こちらも更に速くなる。


「だが!」


 光が更に急増し、レーザーの数が増えた。

 

「ぐっ!」

「はっはっ、なっ!」


 奴の前に俺は一瞬で現れ、光を破壊した。


「今の技を回避することなど・・・!」


 リシュエルは俺の体を見て驚いた。


「貴様、正気か?」

「ああ、正気さ。俺は仲間を守れるなら命なんて惜しまない」


 俺の体からは大量の血が流れていた。

 さっきの攻撃を食らいながら来たからである。


「だから!」


 リシュエルの頬を思いっ切り殴る。


「例え、この肉体が朽ち果てようと、お前が俺が倒す!」

「ぐっ、戯言を。だから人間は弱いのだ!」

 

 リシュエルの攻撃が増す。


「貴様も所詮は天使の子。人間ではない!」

「だからどうした!俺は人間じゃないかもしれない!けど、そんなもん関係ねぇ!俺は大切な人達を大切な場所を守る。進むことを恐れているお前とは違うんだぁ!」


 リシュエルを吹き飛ばす。が、俺の傷もだいぶヤバい。


「はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・」


 リシュエルが血を吐きながら這い出て来た。


「ぐっ・・・僕がお前に負ける筈がない。負ける筈がないんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 突如、リシュエルの羽が巨大化した。リシュエル自身も巨大化し、異形の化け物へと変貌していく。

 額部分にリシュエルの半身が出現し、城の天井を破壊して上空へ舞い上がった。


「化け物じゃねぇか・・・・」


 俺は光の羽を出現させる。


「これが、最後の戦いだ」


 すると、エミナとアリエルが駆け寄った。


「どうした?」

「やっぱ、一人で行くの?」

「悪いな。これは俺の我がままなんだ。頼む、行かせていく」

「止めても無駄なんて、知ってるよ」

「ユウ・・・」

「大丈夫、二人とも。必ず勝つから」


 俺は地面を強く蹴って空へ舞い上がる。


「これが僕の究極の形態。ネスにも負けはしない」

「ああ、どっかで見たような感じだけど、ネスに力を貸していたのはお前等だったのか」

「そんなこと今更どうでもいい」


 俺はヤミガラスとアスカを構えた。

 これが、本当に最後の戦い。


「行くぞっ!」


えっと、この物語ももう直ぐ終わります。是非、最期まで呼んでもらえると嬉しいです。

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