第七十章 ヤミガラス
えー、更新が大変おくれてしまいました。すみません。
「本当に、サシャなのか?」
いつの間にか涙を流していた。
「と、言う訳。私は二年前まではサシャとして生きていた。今もそれは変わらない。けど、昔とは立場が違うの」
「立場って・・・」
「私は天使。主の命令には従わないといけないの」
「待てよ!」
そう言って、サシャはアリエルと姿を変える。
「私の名前はアリエル。それだけ・・・」
「じゃぁ!何でサシャになってたんだよ!」
「それは・・・監視」
「は?」
「私達は、あなたが生まれてからずっと監視していた。あの村に住み着いてからは、私はサシャとしてあの村にいた・・・帝国が殲滅作戦を実行したのはホントに予想外だったけど」
アリエルは手を上に上げ、魔法で天井を破壊する。崩れることなく、綺麗に破壊した。
「また、会うことになるでしょう」
そう言って、作った穴から何処かへ行ってしまった。
「何だよ・・・それ・・・」
俺は茫然としながら、その場に倒れ込んだ。
「ほぉ・・・これで、全部揃ったな」
ガジルは俺が並べた素材を前に唸った。
「早速、作ってくれるのか?」
「ああ、いいだろう。だが、今日中とはいかない。全力で取り掛かって、明日の昼ぐらいだろう。それまでは、何処かの宿に泊まるのがいいだろう」
「解りました」
俺はエミナ、フィア、リタと一緒に宿に泊まった。行けば、ヨシュアもいた。
気がつけば、天井を見ていた。何時間こうしているのだろうか?
「イリア」
実の母の名前を漏らす。
「一体、どんな人だったんだろうな・・・」
彼女が一体どんな人物で、何をしていたのかは解らない。けど、誰が親何かは、正直どうでも良かった。
「ねぇ、起きてる?」
「ああ」
エミナが入って来た。
「大丈夫?」
「ん?」
「何か、帰って来てから不自然だし、あの天使と何かあった?」
「・・・・・」
まさか、アリエルがサシャだったなんて・・・。
「あの天使さ・・・俺が一番最初、村にいたころの村娘だったんだよ。死んだと思っていたんだけど・・・・」
「そう・・・だったんだ」
「悪い、変な話だったな。だけど、はっきりさせないと・・・俺は明日あいつと戦う。戦って、阻止するんだ。『牧場計画』を」
「そうだね。じゃぁ、決まったんだ」
俺は言った。
「明後日。天界に突撃する。天使共の好きにさせてたまるか」
「皆、聞いてくれ」
次の日。エミナ、ヨシュア、フィア、リタ、アリサ、師匠を俺の部屋に呼んだ。
「このまま天使共の好き勝手に俺はさせない。明日の天界に突撃する。けど、ホントに何があるか解らない。辞退するのは今だ」
エミナは言った。
「何処までも付いて行くよ」
ヨシュアは言った。
「愚問だな。行くぜ」
フィアは言った。
「何言ってんの?私がいないと、戦力が足りないでしょう?」
リタは言った。
「傭兵だけに任せておけないわね」
アリサは言った。
「わ、私もユウさんに付いて行きます!」
師匠は言った。
「俺は見届けないとな」
数時間後、ガジルが入って来た。
「おい、とんでもねぇもんが作れたぞ」
「・・・・魔剣『ヤミガラス』。これが、お前の新しい剣だ」
そこには一本の刀が置いてあった。
刀身は紫に輝き、禍々しい力を感じさせる。
手に取れば解る。
理解出来る。
「・・・何か、すげーな」
「そうだろうそうだろ?」
俺はその一日、刀を馴染ませるために刀を振り回した。




