第六十三章 濁り醤油
わーーーー
ホント、更新遅れてすみません~
最近、学校の方が忙しくてですねwww
「この先にあるのか・・・」
「はい。この先は伝説の魔物の存在します。気を付けて下さい、旅人さん」
「ここまでの案内ありがとうございました。それでは」
リネ村という村の奥地に濁り醤油があるという情報を入手した俺とエミナはその村にいた。
村の奥地は沼地地帯であり、途中幾度となく魔物に襲われたりもした。
そして・・・。
「濁り醤油・・・?」
黒くてドロドロした液体を見ながら俺はそう言った。
「・・・なのかな?本によれば、濁り醤油はどんな死者も復活させることが出来る」
「だが、それは生者もどき。生きている人間とはほど遠い」
「いわゆる、ゾンビ、アンデット、と、言う訳だ」
ちなみに、生きている人間は普通に少し色が濃い醤油として楽しめます。
「こいつが本物なのか、どうか・・・調べたくはないな・・・まぁ、あの爺さんならわかるだろう」
と、その時だった。沼地から巨大な龍が現れた。
「エミナ!やるぞ!」
「うん!」
そして、リネ村で一泊していたある夜のことであった。
「・・・ん?」
深夜だと言うのに俺は目が覚めてしまった。
最近は割と忙しい毎日が続いた為、夜中はぐっすりと眠れるのだ。しかし、その日は違った。何だか目が覚めてしまったのだ。
もう一度目を瞑るが、どうしても眠れない。
こう、体の中にある魔力がザワザワしているというか、何と言うか。
と、その時だった。
「ああ・・・・うあ・・あ・あ・・・・・・」
不気味な声は俺の耳に届いた。
「はぁ・・・・」
何だろう。物凄く嫌な予感がする。とてもつもなく、嫌な予感が。
その予想は外れることなく、見事五秒後に的に的中したのであった。
「あああああ・・あああ・・・あ・あ・あ・あ・あ・・!」
部屋に大量のゾンビが押し寄せてきたのだ。
「『魔浄双璧』」
咄嗟の防御魔法でゾンビを押し留め、ベットにいるエミナを起こす。
「エミナ!起きろ!」
「・・・ん・・・どうしたの?」
「この前みたいなゾンビが大量にいるぞ!」
「ホント?・・・・わっ!ホントだ!」
「当たり前だ!とにかく脱出するぞ!どうやら、そいつらを操ってる張本人が外の広場にいるみたいだ」
窓を突き破り、外に出る。
「『擬・陽球』」
空に小さな太陽を放ち、辺りを照らす。
すると、俺達を囲むようにゾンビ達がいた。その中に羽が生えた男がいた。
「僕の名前はケトラ・フィリブス。悪いけど、醤油を使わせてもらったよ」
そう言ってビンに入った黒い液体を見せた。
「あっ!それ私たちの」
「ああ、そうさ。ちなみにさっきの濁り醤油の沼地は完全に破壊しておいた。これが、最後の一ビンさ」
「ったく、めんどくさいことを」
「おかげで、こんなにもたくさんの兵士が作ることが出来たさ。感謝はするよ。だけど、君たちにはここで死んでもらう。行け!ゾンビ達!」
一斉にゾンビ達が群がって来た。
「ユウ君!」
一人一人を見ると、ほとんどがついさっきまで生きていたような人間ばかりだった。
「おい、お前。このゾンビ達、どうした?」
「どうした?そんなの決まっているじゃないか。こいつで生き返らせたのさ」
ビンを見せる。
「ちげぇよ。こいつら、この村の奴らじゃねーのかよ?」
「え?」
エミナが驚いたように言う。
「全員服がそんなに乱れていないし、どうせお前が食事に全部毒もって、殺したんだろ?」
「ふっ、誰がそんなことを。僕が神の使徒なんだぞ?」
「選ばれた人間以外殺すと言っている奴らが、よく言うぜ」
俺は右手を突き出した。
「俺は、こうやってくっだらない理由で殺された人間を嫌というほど見て来たんだ。だから、こういうことはやる奴は絶対に許せないんだよ」
一瞬
「なっ!」
その一瞬で俺は奴の前に移動していた。
「歯、食いしばれよ」
「ひっ!」
「『滅却拳』」
想像を絶するようなパンチが奴の頬にぶち当たる。そのまま遥か後方に吹き飛ばされ、爆発を起こした。
すると、ゾンビ達は操り糸が切れたように地面に倒れる。
「まったく、ちゃんと墓作ってやるからよ」
何もともあれ、濁り醤油を手に入れた。




