第五十九章 アリサとの決着
朝
太陽が昇るのと同時に、俺は目が覚めた。
目の前にはエミナの寝顔が見える。可愛らしく、愛しい。改めて彼女が好きなのだと思った。
ついつい頭を撫でてしまった。
「ん・・・ん?」
「悪い、起こしたか?」
エミナは小さく、
「大丈夫。ユウ君の顔見れたから・・・」
「そ、そうか・・・」
俺は天井を見た。すると、エミナは、
「何だか、恥ずかしいね」
「・・・だな。俺達・・・その・・・」
「ふふ、ユウ君可愛かったもん」
「言うなよ」
「あっ、おはようございまーす」
アリサと廊下で出会う。
「うむ、おはよう」
アリサは小さく言った。
「昨晩は、お楽しみでしたね」
「ぶっ!」
「それじゃぁ!」
アリサの顔は少しだけ寂しそうに見えたが、直ぐに元気そうに、
「私・・・ユウさん達のこと、応援してますから。ずっと、仲良くして下さい」
「アリサ・・・」
そこでアリサの気持ちにやっと気づいた。
「わ、悪い・・・」
「いいんですよ。だって、ユウさんが選んだ答えじゃないですか?そこに、私が意見を挟む権利なんてありません」
「そうだな。だけど、それが悪い選択なら、いつでも修正してくれよ」
「はい」
アリサは優しくそう言った。
「だから、一生仲良しでいてくださいよ」
「う~ん、どうだろうか?」
「え~」
「俺もエミナも違う人間なんだ。この先互いを傷つけることなんて沢山あるんだろう。けど、俺はエミナが好きなんだ」
「そうですね。だから、エミナさんを幸せにしてあげて下さい」
「ああ。必ず・・・」
部屋に戻ると、一部始終を見ていたエミナがいた。
「何だか、アリサちゃんに悪いことしたなぁ」
「何だ?俺がアリサとくっついて良かったのか?」
「バカ、言わせないでよ」
「悪い・・・」
キスをして、次の目的地へと急いだ。




