表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブレイク!  作者: ぞえ
23/77

第二十二章 合宿に行くらしい・・・


「はいはい、いいよ。ホントいいよぅ」


 生徒達が互いに戦っている中、俺はそれを遠目で見る。ちなみにエミナは現在進行形で学校内を探索中である。

 何か不審者や、怪しい物があれば連絡するよう言ってあるが、憲兵団が入念に調べたなら何も見つからないだろう。


「そうそう、その感じだぜぇ」


 あれ?

 解っちゃった?

 今日の俺、かなりやる気がない。

 うん、正解。


「先生?」


 あのね、かなりしんどいの。超しんどいの。

 理由は一つ!

 エミナがベットの中で後ろから抱きついて来たからである。

 ホント、あれは寝れないよ。

 俺だって健全な十七歳の男の子だよ?

 あんな美少女が後ろから抱きつかれると、危ないよ!

 まあ、そういう行為はなかったんだけどね。


「ユウ先生?」

 

 それと、昨日の晩の男についても考えていたからな。

 しかし、かなり不覚だったなぁ。

 恐らく、俺の追跡に気づいていたなら、当分は行動を見せない?かも、しれん。

 う~ん・・・。

 中々やるねぇ。


「ユウ・アサマ先生!」

「えっ!」


 頬をマリに抓られて、目の前に生徒が集まっているのに気づいた。


「ありゃ?どうした、皆?」

「あの、先生に言われた通り、三人と手合わせしたんですが?」

「あ、ああ。解った。それじゃあ、次は防御魔法のやりあいを。片方が物理魔法を、もう片方が防御魔法ね。はい、それじゃあ、スタート。これ終わったら授業終了で」


 全員返事をして、俺の指示した通りに動き始めた。

 うん、元気だねぇ。

 皆さん、俺はあなた達より一つしたなんですよ~。

 こうして、その授業は終了した。

 

「実戦合宿ですか?」

「ええ、最終学年は全部やるそうです。校長からもやるようにと」

「はあ、俺に出ろと?」

「はい、担当の教師は私ですが、やはり実戦経験がないので、憲兵団の皆さんに頼んでいるんですが、今回は講師の先生にと言う事で」

「・・・まあ」

「大丈夫ですよね?校長先生の話だと、二年前の大戦の生き残りだと聞いたんですが?」

「あー・・・そうですね。解りました。生徒の安全は任してください」

「はい、お願いしますね」

 

 保険医の先生のミア・ゲーテル先生が言った。

 茶色のロングヘアを一つに結び、後ろに垂らしている。スタイルも良くて、白衣にメガネがかなり似合っている。

 

「えっと、これが合宿の詳細になります。二日後なのでよく読んで下さい」

「え!二日後ですか!」

「はい、校長が別に大丈夫だろうって」

「えー」

 

 あの校長め。俺が傭兵だからって言って・・・ああ、取り合えずその準備もするか。


「まあ、今までに何かアクシデントがあった訳でもないし、頑張って下さい」

「は、はあ」

 

 俺はミア先生から合宿の書類を受け取ると、その日は帰った。


「それで、これが合宿の詳しい内容が書いてある書類ね」

 

 早速宿屋に戻ると書類に目を通した。


 期間:二泊三日

 場所:ロックオーシャン

 趣旨:より実践的な魔法戦闘を行う為の特別強化合宿


 その他色々あるが省く。

 五年生は四組から別れており、俺はその全員をこの合宿中に守らなければならない義務がある。

 他にも顧問の先生が一組一人ずついるのだが、主な周辺の安全確保は俺の役目となったのだ。

 

「へえ、まあ頑張りなよ」

「おい、何を言ってるんだ?お前も来るんだよ。一応俺の助手なんだろ?」

「は、はあ。まあ、いっか!」

「それでエミナは広範囲の索敵をしていてくれ。そういうの得意だろ?」

「うんうん、エミナちゃんは遠くの敵を狙うのが得意のでありました」


 エミナが何か言っている。


「一応、大量の使い魔を出しとくが、何かトラブルでもあったら報告してくれ」

「うん、オッケー」

 

 取り合えず当日の大まかな予定は決まったな。


「はい、紅茶」

「おっ、サンキュー」


 エミナに入れてもらった紅茶を飲む。意外と旨い。


「うむ、旨い」

「そう?やった!」

「ただ褒めただけだ。そこまで嬉しがる事はないだろう」

 

 エミナは褒めただけなのにガッツポーズをしている。


「ちっちっ、ユウ君は何にも解ってないんだね。女の子はこういうものなの」

「そ、そうなのか?」

「そうなの」

「・・・・・・」


 女の子は解らん。

 そうして、俺はその日も眠れぬ夜を過ごした。


次はギース魔法学校合宿編ですww

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ