第十四章 それはないんじゃねーの?
「エミナさん。もっと、急所を狙って下さいよ」
リタが愚痴るように言った。
「そんなの無理だって。あれ、急所とかないから」
エミナが答えた後にフィアが言った。
「ホント、あいつが目覚めてくれないとダメなんだから・・・」
三人は武器を構えた。
リタが何故槍を持っているかと言うと、本命の武器が槍だからである。リタは少しプライドが高い性格なので、魔物など剣で十分だと思っていた。
しかし、流石に本気でやらないと死ぬと思って槍にした訳である。
「本当だよね。ユウが目を覚ましてくれないと、私は・・・」
「まったく、二人してどうしたのよ。あんな傭兵を」
「ユウは・・・う~ん。とにかく強いの」
「強い?あれが強いの?」
リタは驚いていた。
「うん。まあ、ちゃんと見ないと分かんないよ」
エミナの言葉はきっとリタには伝わらないようだった。
「とにかく、今はあいつを・・・」
三人は黒騎士に向かって走りだした。
が、黒騎士は三人が思っている以上に強く、三人は瀕死の状態まで追い込まれた。
「人間の女にしては、まあまあだったな。一応頭の片隅にでも置いておくよ」
黒騎士は手始めにエミナの首に剣を置いた。
「さらばだ、人間!」
大きく剣を振り上げた。
「・・・ごめん・・・」
エミナはポツリと言い、無造作にも剣は振り下ろされた。
が、
「おいおい、女の子相手にそれはないんじゃねーの?」
そこには、剣を持った黒い装備の傭兵。ユウがいた。
主人公とうとう復活しましたww




