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ワンコロはわからない。
人間はお空のお星さまになっても、また会えるの?
こういう時はししょーに聞けば教えてくれるはず。
ロボ丸からあずかったししょーとおくさまのごはんと、
カイからあずかった召喚獣用のネックレスをもってししょーのところに転移した。
「よく来たな!」
にっこり笑顔のししょーとしかめっ面のししょーのおくさまがいた。
ごあいさつが大事っていつも言われているからすてきな笑顔でごあいさつをする。
「こんにちは!」
ししょーのおくさまは鼻をふんっと鳴らしてちいさな声で言った。
「よく来たな。」
ししょーはおくさまがはずかしがり屋さんって言っているけれど、ちがう気がする。
ししょーにロボ丸とカイからあずかったのをわたした。
「聞きたいことがあって来たの。
人間はお空のお星さまになったら、また会えるの?」
ししょーは目を大きくさせた。
びっくりしたのかな?
「神の心がわかったというのか?」
ししょーが質問を質問でかえす。
なにが言いたいのかさっぱりわからない。
ロボ丸に聞いたら長いからししょーに聞きに来たのに、しっぱいだったかな?
じゃあ、って言って帰ろうと思ったらししょーが教えてくれた。
「人間は、天に呼ばれるものはお空のお星さまになる。
呼ばれないものは死者の国に行く。
お空のお星さまになったものは我々でも会えない。
死者の国に行ったものは会える。
まさか、死んだものを探しているのか?」
天に行こうと思ったことがなかったから知らなかった。
(仮)はなにがしたかったのかな?
僕はいつのまにか腕を組んで、うーんって言っていた。
ししょーはやさしいからどうしたのか聞いてくれた。
「(仮)がカイのこと、お空のお星さまにしようとしていたの。
もう会いたくないってことかな?
それとも死者の国につれていってあげたかったのかな?」
ししょーとししょーのおくさまがしかめっ面をした。
「人間は生きている間はどちらにも行けぬ。
悪質じゃ。
われらですら穢れてしまっては死者の国から出られないし、死んでしまっては天から戻れなくなってしまう。」
えぇっ?!そうなの?
ししょーのおくさまが教えてくれたことにびっくりしちゃった。
こんなお話しロボ丸は知らないはず。
ししょーのおくさまに、ロボ丸よりものしりで、ロボ丸よりわかりやすくって天才だね!って教えてあげた。
天才って言われたからかな、ししょーのおくさまのお口のはじっこがニヤニヤしている。
天才って言われるとうれしいよね!
あー、天才だったらわかるのかな?
「僕はなにかできること、あるかな?」
ししょーのおくさまに聞いてみた。
「おまえが助けになりたいとは、本当に変わったのだな。
本人が助けはいらないというのならいらないのであろう。
こちらとしては、本人の気が変わって助けて欲しいと言われた時に、
いつでも助けられるように準備をしておくだけだ。」
なんかそれ、すごーくかっこいい!
「ししょーがおくさまを好きになった気持ちがわかった!
一番一番かっこいいね!
ありがとう!ロボ丸の作ったごはん美味しく食べてね!」
じゃあ、って言って僕はカイのところに転移する。
助けて!って言われてあらわれるのがヒーローってやつだもん!




