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魔法の練習をするときは、ナーガちゃんと一緒にすると決めている。
今日もナーガちゃんのところに行こうと思っていたら、(仮)さんがついて行きたいと言った。
だから今日は(仮)さんと一緒に徒歩で湖に向かっている。
「ロッテちゃんは、なんで魔術師になろうと思ったの?
まさか、カイ君に憧れてとか?」
(仮)さんの言葉に私の顔が熱くなる。
もつれる舌で(仮)さんの言葉に私は答えた。
「カ、カイさんのせいとかじゃなくって。
あ、あの、おばあちゃんが、おばあちゃんが魔術師になるといいかもって言ってくれて。」
私は一つ深呼吸をした。
「私、小さいころから上手く出来ないことが多くって。
ちゃんとやっているつもりなのに変なことになっちゃって。
だから、おばあちゃんが。
魔術師は変わり者が多いから、ちょっと変わっていても大丈夫だよって教えてくれて。
おばあちゃんも魔術師で変わり者って言われているって教えてくれたから、私も大丈夫かなって思って。
……です。」
上手く伝わったかな?
途中からうつむきながら答えていた私は、そっと(仮)さんの顔をのぞき込む。
「魔術師は変わり者か。
ロッテちゃんのおばあちゃんはすごい人だね!」
(仮)さんはくすくす肩を揺らして大笑いしている。
ひとしきり笑った後、(仮)さんは大きく息を吸い込むと思いっきり吐き出した。
「僕も魔術師だったんだよ、昔ね。
確かに僕も彼女も変わり者って言われていた。
ロッテちゃんのおばあちゃんは最高だね!」
僕の彼女はね、何もないところを見て誰かと会話したりするんだよ嫉妬しちゃうよね、と(仮)さんは真剣な顔で語っている。
「(仮)さんは彼女さんのことが大好きなんですね!
ご結婚の予定はありますか?」
なんだか嬉しくなってほっぺが緩んでしまう。
(仮)さんがニコニコと笑いながら、
「彼女にプロポーズするつもりで指輪を今作っているんだけれど、これが難しくってね!
あの宝石はカットがすごく難しいんだ。
彼女は自分で作るって、きっと言うんだろうけれど。
やっぱり男としては自分で作ってあげたいよね!」
彼女は照れ屋さんだから自分から指輪が欲しいなんて言えないかわいい子なんだよね、って(仮)さんが言う。
いつか会わせて下さいね、なんて言いながら私たちはナーガちゃんのところに向かった。




