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19-1

家主(やぬし)が家のソファーに深くだらりと腰掛(こしか)けながら、忌々(いまいま)しいロボットに話しかけている。

鍛冶屋(かじや)が言うには、得物(えもの)がかなりの高品質(こうひんしつ)素材(そざい)を使っているから(さや)もそれ相応(そうおう)素材(そざい)作成(さくせい)しなければならんそうだ。

なにかいい素材(そざい)心当(こころあ)たりはあるか?世界樹(せかいじゅ)とか。」


忌々(いまいま)しいロボットが左上に視線(しせん)をやって一瞬(いっしゅん)(うご)きを止める。

頭を振って忌々(いまいま)しいロボットが家主(やぬし)に答えた。

世界樹(せかいじゅ)、ユグドラシルの方は現在(げんざい)人間界(にんげんかい)にはいないようです。

おそらく死者(ししゃ)の国の方に小さいものが(のこ)っているぐらいでございます。

扶桑(ふそう)の方は、私の検索(けんさく)でも場所(ばしょ)が見つからないためロストしたかもしれません。」


忌々(いまいま)しいロボットは先日(せんじつ)偉大(いだい)なるワンコロ様に(おそ)(おお)くも助言(じょげん)をし、それを()きいれたワンコロ様はそれはそれは(とうと)人間(にんげん)手足(てあし)()ることとなった。

(われ)助言(じょげん)したかったのに、(われ)に口がないため助言(じょげん)できなかった。

(われ)偉大(いだい)なるワンコロ様に助言(じょげん)など千年(せんねん)(はや)いわ!

その忌々(いまいま)しいロボットに助言(じょげん)(もと)めるなど、(かな)しいものだ。

家主(やぬし)に我がいるぞと、大きくなったり小さくなったりしてみたが(つた)わらないようだ……。

ワンコロ様の凛々(りり)しいご尊顔(そんがん)をじっと見る。

「ゆぐどらしる、ゆぐどらしる、なんかそんなお名前(なまえ)の木、ぶったおしたかも!」と無邪気(むじゃき)なご尊顔(そんがん)でワンコロ様がおっしゃられた。

さすがでございます。世界樹(せかいじゅ)(たお)せる方は偉大(いだい)なるワンコロ様より他にありません!

大きくなったり小さくなったりしてこの感動(かんどう)をワンコロ様にお(つた)えしたいのだが、なんとも(つた)わらない。


家主(やぬし)が、死者(ししゃ)の国には()なないといけないからなぁ、なんて(わら)いながら言っている。

セフィロトの()とかなんとか言っているがそんな手折(たお)ると(のろ)われる()などに(よう)はない。

この我が!ワンコロ様のために世界樹(せかいじゅ)()って(まい)りましょう!

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