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17-2

私達は、旧時代のアナトリア高原の一部と思われるところに転移(てんい)した。

世界がモザイク状に切り取られても高原は高原なのだろう。

標高(ひょうこう)が高いことには変わりがないらしく低木(ていぼく)木々(きぎ)所々(ところどころ)に広がる閑散(かんさん)とした荒野(こうや)が広がっていた。

「これは見事になにもないね。」

よくこんな人の住む気配のないところを見つけたねと彼は感心している。

現在ズルタナイトが流通(りゅうつう)していないのはおそらくインフラが(ととの)っていない所に鉱脈(こうみゃく)があるためと考えた。

インターネットと地図の空白地域(くうはくちいき)について標高の高い場所を(しぼ)った結果が今日の場所だ。

その中でも比較的(ひかくてき)確率(かくりつ)の高そうなところを選んでいる。


「では、地質調査(ちしつちょうさ)を始める!」

わざとらしく大きな声で宣言(せんげん)する。

私たちは、探索魔法(たんさくまほう)でズルタナイトの鉱脈(こうみゃく)を探し始めた。


ズルタナイトは不思議な石でアレキサンドライトのように光の違いで黄緑色から紫色に変色する。

ズルタナイトは人工の石があることからも成分は分かっているのだが、なぜか人工の石は綺麗(きれい)に色がでなかったりアレキサンドライトのように色が濃かったり。

黄緑色や紫色に美しく発色(はっしょく)し、変化するものをズルタナイトと特別に呼んでいる。

ただ、現在出回(でまわ)っているほとんどがズルタナイトとは呼ぶことができないダイアスポアと呼ばれる人工鉱物だ。

私は天然石である本物のズルタナイトが欲しかった。

本物の彼の色と、私の色を身につけたかった。



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