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「あのやんちゃ坊主だったお前が私の元で修行したいと。」
タケミナカタが腕を組んでいる。
だめなの?って聞いてみた。
「否、良い方向に変化を求めるものならば誰でも大歓迎だ。」
えもの?を見せてみろっていうから魔獣狩りに行こうとしたらちがうって言われた。えものっていうのは武器のことをいうらしくて、カイからもらった刀を見せた。
「これは素晴らしい。」
タケミナカタが早口でうんたらかんたら言っているけれど早口すぎてちょっと聞きとれない。
「ほしいの?作ってもらう?」
ワンコロの大事な刀を欲しそうだったから取られないようにタケミナカタに聞いた。
こんなであんなでとたくさん注文するからおぼえられない。
こんど作ってくれる人をつれてくるねって言ったらゆるしてくれた。
だっておぼえられないもん。
「教えてくれる人のことをししょーっていうんだって。
ワンコロもタケミナカタのことししょーってよんでいい?」
お前に師匠と呼ばれるとは至極光栄なことだ、とにこにこしているタケミナカタを見ていたらワンコロもうれしくなった。




