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「変身!とか言ったらアーマーを身に纏って手の中に武器があるとか最高なんだが。」
と、俺はロボ丸を見ながらお前だって武器を持ったりしたいだろう?と問いかける。
ワンコロも変身できる?と聞いてきたので牙とか爪系の武器なら装着できるぞと答えたが不満そうだ。
この複製技術と成形技術を組み合わせ、安定した供給ができるように魔方陣を組み込めばいけそうな気がする。
あとは、座標設定も魔方陣に組み込めば手の中に武器が収まることもできそうだ。
複雑な魔方陣を作成するよりスリーステップぐらいで合成・成形・装着できれば消費する魔力量も少ないだろう。
それよりも鍛冶屋に本格的なものを作成してもらった武器を異空間に収納して魔方陣で召喚するのも良いかもしれない。
いや、武器召喚は異空間からで装着後に武器変形ありとかでも面白そうだ。
ロボ丸は金属でできているから複製技術を応用してバルクアップしたロボ丸が戦車に変身するのもカッコいいかもしれない。
「私のメイン材質はミスリル銀でございます。
魔力伝導が良いのですが変身には3秒くらいかかりそうです。」
そっかぁ。……。
魔力が使用できるようになってからミスリル銀は発見された。
ミスリル銀は今まで流通していた銀の中で魔力伝導の良いものにその名前がつけられ、高値で取引されるようになった経緯がある。
流通していないわけではないが入手はしにくい。
ロボ丸様は高級ロボットだったんだな。(黄昏)
今度から丁寧に扱わねばならんな。(誰彼)
俺以外インフレが止まらないようだが気にしない。
とりあえずこの素材たちを持ってあの頑固鍛冶屋に会いに行ってみるのだ。
めちゃくちゃ余談ですが、某スパイファxリーの黄昏様は格好良いですよね。
ご存じの方も多いと思いますが、黄昏時とは薄暗く景色が黄金色になっていく時間帯を言います。
街灯が無い時代、どんどん薄暗くなっていく夕暮れ時に遠くに見える彼は誰?
誰そ彼→たれそかれ→たそがれ
となったと聞きました。
正体不明の黄昏にぴったりな名前だと思うと同時に、設定が作りこまれている所に先生の素晴らしさを感じます。
今回は黄昏って使いたかっただけです。すみません。
作中の意味は黄昏様とは関係なく、「俺、終わってるかもしれない(泣)」っていう雰囲気で使用しています。
遠い未来の設定のため、カイの時代では黄昏の意味が変化したと思っていただけると幸いです。




